浦和が上海上港に2-3と敗れACL初黒星 GK西川の凡ミスと“爆買い”の力の前に屈する

3失点後に2ゴール奪うも時すでに遅く…

 浦和のミハイロ・ペトロヴィッチ監督は、後半のスタートから公式戦5戦5発のFWラファエル・シルバと、左足内転筋痛から復帰のMF柏木陽介をピッチに送り込んだ。浦和はボール支配率を高めてスタートを切ろうとしたが、後半7分にDF森脇良太、DF遠藤航、MF駒井善成が3人がかりでボールを奪いに行ったところをフッキに強引に突破され、そのまま強烈なシュートを決められて0-3とされた。

 最後の交代カードでFW武藤雄樹を投入した浦和の反撃は同28分、武藤のパスを受けた駒井が右サイドから入れたボールにR・シルバが飛び込んだところを、後ろから引き倒されPKの判定。これをR・シルバが自らゴール右に決めて1点を返した。さらに同40分、柏木の左コーナーキックが逆サイドに流れ、FW興梠慎三がゴール前に戻したボールを混戦から遠藤が押し込み2-3とした。昨季加入の遠藤は、これが浦和移籍後の初ゴールとなった。

 さらなる反撃を見せたい浦和だったが、アディショナルタイム突入直後に興梠が後方からのタックルでレッドカードを提示されるなどあと一歩及ばず2-3で敗戦。昨季に5500万ユーロ(約63億円)で獲得したフッキに加え、今季開幕前に6000万ユーロ(約72億円)でチェルシーから“爆買い”したブラジル代表MFオスカル、FWエウケソンを擁する“爆買い軍団”に屈し、3試合を終えて2勝1敗の2位での折り返しとなり、3連勝の上海が首位となった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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