敵地ユーベ戦で疑惑判定に激怒のミラン選手 ロッカールームをボコボコに破壊する蛮行

ラストプレーでPK宣告、敗戦のミランGKも「あいつらはいつもこうだ」

 ACミランは現地時間10日の敵地ユベントス戦で後半アディショナルタイムに微妙なハンドの判定でPKを与え、1-2負けを喫した。疑惑の判定にコロンビア代表FWカルロス・バッカが激怒。ダビデ・マッサ主審を試合後のピッチ上で襲撃し、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督とアドリアーノ・ガリアーニCEOに食い止められる一幕もあったが、憤怒の赤い悪魔はロッカールームをボコボコに破壊していたことが明らかになった。イタリア通信社「アンサ」が報じている。

 事件は1-1で迎えた後半アディショナルタイムのラストプレーで起きた。ユベントスの圧倒的な攻勢をGKジャンルイジ・ドンナルンマのスーパーセーブで凌ぎ続けてきたミランだが、ユベントスDFステファン・リヒトシュタイナーのクロスがカバーに入ったDFマッティア・デシリオの腕に当たる形になった。

 この試合のラストプレーでマッサ主審はPKを宣告。FWパウロ・ディバラが落ち着いて決勝PKを決め、王者ユベントスが勝ち点3を手にした。

 これに激怒したのは一時1-1と同点に追いつくゴールを決めたバッカだ。ロッカールームに戻るマッサ主審に詰め寄ると、殴りかかろうとした。主審に掴みかかった激怒のストライカーを止めたのはモンテッラ監督とガリアーニCEO。守護神のドンナルンマも「こんなことはあり得ない。あいつらはいつもこうだ」とユベントス有利な判定に激怒している。

 

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