ベンゲルが中国からの年俸42億円オファーを一蹴! 巨額報酬より欧州でのキャリアを優先

監督として史上最高額年俸での打診も興味示さず

 去就問題の浮上しているアーセナルのアーセン・ベンゲル監督が、中国1部リーグからの年俸3000万ポンド(約42億円)という監督史上最高額となる“爆買いオファー”を一蹴したことが分かった。英地元紙「デイリー・ミラー」が報じている。

 ベンゲル監督はUEFAチャンピオンズリーグ16強第1戦で、バイエルンに1-5で大敗したことから批判が過熱。今季限りで退任となる可能性が高まっている。

 去就不透明な指揮官には、現在の年俸800万ポンド(約11億円)の4倍近いオファーが中国から届いたという。ベンゲル監督は現在、サッカー界最高年俸と言われるジョゼップ・グアルディオラ監督の年俸1500万ポンド(約21億円)の2倍となるオファーを固辞したという。

 記事では「67歳のフランス人には、来季監督業を続行すると決断したことを明らかにして以来、いくつかのアプローチが来ている。彼は明確に欧州の最高レベルに留まることを決意している。アーセナルだろうがなかろうが、だ」と報じられている。

 ベンゲル監督はアーセナルを率いて20周年を迎えたが、その直前にはJ1名古屋グランパスを率いた経験がある。未知なる東アジアの下位に甘んじていたチームを率いて、天皇杯優勝へと導いた。そんなベンゲル監督だが、これまで多くの名手や名将がなびいて来た巨額のチャイナマネーを毅然と固辞し、欧州でのキャリアを貫く覚悟を示したようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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