「あれはペナルティーだと思わない」

　マンサーノ主審は2-1とビジャレアルがリードして迎えた後半28分に、微妙な判定でレアルにPKを与えた。MFトニ・クロースのシュートはエリア内でDFブルーノの腕に触れたように見えたが、故意ではなかったとしてビジャレアル側は判定に猛抗議していた。

「みんなこの件については分かっている。完全に手に当たっていなかった。肩と手だ。そして、チームメートに当たったボールの跳ね返りだった。あれはペナルティーだと思わない」

　ロイグ会長はレフェリーの判定に疑問を 呈している。「（あのペナルティーが）勝負を決めた。あれがペナルティーだったのか、否か究明する必要がある。私はそうは思わない。（レアルは）素晴らしい反応を見せたが、逆転を許した不公平なペナルティーについて議題にするつもりはない。彼は自分のやるべきことを知っているはずだ。あれはハンドではない」

　勝ち点3を失ったチームに、会長は怒り心頭の様子だった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images