王者インテルがオーナー交代 中国企業が負債返済できず…経営権は米企業オークツリーへ
蘇寧グループが負債を返済できなかったことが要因
イタリア1部セリエAの王者インテルのオーナーが交代することが5月22日に正式発表された。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」などが報じているが、その理由は現オーナーの中国企業、蘇寧グループが負債を返済できなかったためとされている。
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インテルは2016年夏に中国の家電大手「蘇寧グループ」が株式の過半数を取得したことで実質的なオーナーとなっていた。しかし、新型コロナウイルスの影響で経営に大打撃を受けた蘇寧グループは、2021年5月に米オークツリー・キャピタルから3億3600万ドル(約526億円)の資金到達契約を結び、3年間の猶予が与えられた。この間に返済できなければインテルの経営権はオークツリーに移るとされていた。
そして22日、米オークツリーは声明においてインテルの所有権が同ファンドに移行したことを発表。その理由を「オークツリーがインテルの持ち株会社に融資した3年ローンが返済されなかったことに伴うもの」とした。
今後について米オークツリーは「インテルの現経営陣、パートナー、リーグ、スポーツ統括団体と緊密に協力し、クラブがピッチ内外で成功できるよう、持続可能な成長と成功をビジョンに、堅実な経営とガバナンスに重点を置いていく」としている。
約8年の中国マネーによるインテルのオーナーシップが終了することになった。今季のリーグ戦を制したインテルだが、今後の経営方針の変化などが注目される。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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