決勝弾の鹿島FW鈴木は「納得いっていない」 “新9番”をアピールも…あえて厳しい自己評価 

 

鈴木は「自分が入ってから2点取られている」と課題を挙げる

 18日の「FUJI XEROX SUPER CUP」は鹿島アントラーズが3-2で浦和レッズを下した。決勝点を挙げたのは今季から9番を背負うFW鈴木優磨。しかし2点リードを追いつかれたうえでの勝ち越し点に、あえて厳しい自己評価を下した。

 抜け目のないゴールだった。2-2で迎えた後半38分、浦和DF遠藤航が自陣奥深くでのボール処理に緩慢な動きがあったのを見逃さず、ボールを奪い去ってゴール右隅にシュートを突き刺した。「ボールが止まりやすかったピッチなので、そこを狙ったらうまくいきましたね」と持ち前の嗅覚を生かした。

 ゴール直後、鈴木は昨年のFIFAクラブワールドカップでお馴染みになったレアル・マドリードFWクリスティアーノ・ロナウドのような仁王立ちパフォーマンスではなく、蛍光ピンクのセカンドユニフォームに記された9番を誇示した。「今年から9番なので、ちょっとそれをアピールしようと思っていました」と、新9番としてのアピールを忘れなかった。

 しかし、試合全体の自己評価は厳しかった。「自分が入ってから2点取られているので納得いっていないです」と、途中出場した同20分からわずか10分での2失点に目を向けるなど、チームのタスクをこなすことが課題だとした。チームを率いる石井正忠監督も同じ課題を口にしている。

 

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