主要リーグでの指揮を希望「金銭も重要」

　インテルでは攻撃的な戦術を導入し、若手にもチャンスを与えようと試みたが結果が伴わなかった。その原因は、プレシーズンをともに過ごしていないことによる理解不足だと分析しているようだ。そのため、短い期間でチームを立て直すことが求められるシーズン途中での監督就任オファーは固辞しているという。

　来季に向けてはイングランド、スペイン、イタリア、ドイツ、フランスの主要リーグでの指揮を望んでいる模様。かつてオランダの名門アヤックスを率いたフランク氏が母国を除外する理由は「金銭」にもあるとしている。

「良いプレシーズンのためには、良い移籍市場での動きも必要だ。そのためには金銭も重要になる。そうした金銭はオランダのチームやスコットランドのチームが出すには難しい」

　あくまでも自身の主導で選手獲得ができる余裕のあるクラブで、シーズンの初めから監督に就任することを望んでいるようだ。インテルでの指揮は失意に終わったが、アヤックスではリーグ4連覇の実績を持つ。汚名返上の機会は訪れるだろうか。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images