インテル前監督の失敗と将来を双子の兄が激白 「2週間でチームを作るのは無理。次のクラブは…」

開幕2週間前にフランク・デ・ブール氏がインテル監督に就任もスピード解任

 日本代表DF長友佑都が所属するインテルは、今季の開幕をオランダ人指揮官フランク・デ・ブール氏の下でスタートしたが成績不振で監督解任が起こった。デ・ブール氏の双子の兄であり、ともに元オランダ代表のロナルド・デ・ブール氏が、その失敗と弟の今後について英公共放送「BBC」に語っている。

 インテルは今季開幕前にロベルト・マンチーニ元監督の下でキャンプなどを実施したが、リーグ開幕2週間前になってクラブとの対立が浮き彫りとなり、事実上の解任とされる契約解除でチームを去った。そこに就任したのがフランク氏だった。短い期間の中でチーム構成と戦術の浸透を図ったが、チームは混乱を脱せないまま11月1日に解任。就任から3カ月と持たないスピード解任となってしまった。

 その後、フランク氏にはいくつかの監督就任オファーが舞い込んだが、その全てを拒否しているという。最近では、スコットランドの名門グラスゴー・レンジャースからの就任オファーに断りを入れた。その理由を、ロナルド氏はインテルでの失敗から学んだとしている。

「フランクは4月くらいの時期を待ち、新しいシーズンに向けての監督オファーを検討する。インテルで学んだことは、2週間でチームを作るのは無理だということ。選手たちのことを理解するためにも、しっかりとしたプレシーズンを過ごさなければならないということだ。今この瞬間にレンジャースの監督になることはない。フランクはしっかりとしたサッカーへの哲学を持つ。次のクラブは、それに合ったところでなければいけない」

 

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