遠藤航は「今や外せない」 復調で価値を証明…英評価「金色の光の中で質の高さを示す」
フルハム戦はフル出場で勝利に貢献
イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は、今やチームで最も“アンドロッパブル”な選手となっているようだ。英メディア「Football Fancast」がその重要性について伝えている。
リバプールは現地時間4月22日にプレミアリーグ第34節でフルハムと対戦。一部の主力選手を温存したなかで3-1の勝利を収めた。リーグ戦では3試合ぶりの白星で、やや調子を落としていたなかで優勝争いに踏みとどまっている。
前節のクリスタル・パレス戦では前半45分のみの出場にとどまった遠藤も、この試合はアンカーとしてフル出場。英地元紙「リバプール・エコー」の選手採点(10点満点)ではチームトップタイの「8点」と高評価だった。
フルハム戦では負傷による長期離脱が続いていたイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドが久しぶりの先発出場を果たし、直接フリーキック(FK)で先制点をマークするなど、さすがの存在感を示していた。しかし、記事では「遠藤航は最近調子を落としていたものの、金色の光の中でクオリティーの高さを示し、中盤のアンカーとしてその価値を証明した。今やアンドロッパブル(外せない)だ」と、日本代表キャプテンがアレクサンダー=アーノルド以上にチームに欠かせない存在として絶賛されていた。
遠藤はフルハムとの対戦でボールタッチ数86回、パス成功率91%(76回中69回成功)、タックル1回、インターセプト1回、クリア2回を記録。デュエル勝利数は6回(14回中)にとどまり、ポゼッションロストも10回と本調子ではなかったかもしれないが、中盤の底でチームの舵取りをする“6番”として必要不可欠であることを感じさせるパフォーマンスだったと考えられていたようだ。
4月24日には敵地でエバートンとのマージーサイド・ダービーが控える今後も厳しい戦いは続く。そのなかでユルゲン・クロップ監督から絶大な信頼を寄せられる遠藤のさらなる活躍に期待だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)