レアルの久保“再獲得説”は消滅? リバプール関心報道に専門メディア注目「口を挟むことはない」
久保は今年2月にソシエダと2029年6月末まで契約延長
スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、イングランド1部リバプールが今夏の獲得に向けて動きを加速させていると海外メディアで報じられた。かつては古巣レアル・マドリードが再契約を視野に入れているとも言われたが、現状では“復帰”の可能性はほぼゼロのようだ。レアル専門メディア「Defensa Central」が運用する姉妹サイト「Planeta Real Madrid」が伝えた。
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久保は2022年夏にスペイン1部レアル・マドリードからソシエダへ完全移籍。昨季は中心選手としてUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に貢献し、今季キャリアで初めてCL出場も果たした。飛躍を遂げ、再びビッグクラブから関心を寄せられる存在に。今年2月には29年6月末までの契約延長を発表していた。
そのなかで英メディア「TEAMTALK」はスペインでの報道をベースとして「リバプールがクボにアタックする準備中。今季のラ・リーガで7得点3アシストを記録しているソシエダの男の獲得に向けて、攻勢に出ようとしている」と伝えた。以前からエジプト代表FWモハメド・サラーの後継者候補として取り沙汰されていた久保に対しての動きを加速させているという。
久保はスペインにとどまることを望んでいるとされ、古巣レアル復帰の噂なども根強く残っている。もっとも、「Planeta Real Madrid」は「レアル・マドリードは、常に世界最高の選手を分析している。なかには、かつて所属し、レンタルや完全移籍で去った選手も含まれる。彼らは常に選手を買い戻すオプションがあるかどうか、目を光らせている」としつつ、ソシエダとの契約更新など、いくつかの要素により、レアル・マドリードの動きは鈍くなっているとしている。
「レアル・ソシエダでの久保建英の活躍は見逃せない。素晴らしい働きをしており、レアル・マドリードは彼と再契約する可能性さえ考えていた。しかし、キリアン・ムバッペの加入報道やブラヒム(・ディアス)の爆発により、その可能性は閉ざされた。久保はレアル・ソシエダと2029年6月末まで契約を更新した。リバプールが獲得に関心を示していると報じられているが、レアル・マドリードは、攻撃陣に痛手となる離脱者が出ない限り、この作戦に口を挟むことは考えていない」
記事では、「レアル・マドリードが行動を起こすことを示唆するものは何もない」とも言及しており、久保に対するレアルの関心は徐々に薄れつつあるのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)