マンチーニ監督とはマンC時代に対立

　インテルFWマウロ・イカルディは、現在リバプールで出場機会を失っているイタリア代表FWマリオ・バロテッリのインテル移籍を熱望した。
　イタリアテレビ局「スポーツメディアセット」に出演したイカルディは、インテルのバロテッリ獲得の可能性に触れ、「インテルに来たら素晴らしい。彼と一緒にプレーしたい」と語った。
　2006年から10年までインテルに所属したバロテッリは、ピッチ内外でトラブルを起こし続けた。その悪童ぶりは変わらず、24歳の若さですでにクラブを転々としている。今年夏の移籍市場でACミランから加入したばかりのリバプールでも、早々とブレンダン・ロジャーズ監督からの信頼を失い、ベンチ要員となってしまっている。
　今季11位のインテルは起爆剤を求め、さまざまなFWと交渉を持っている。アーセナルのドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ、パリ・サンジェルマンのアルゼンチン代表FWエセキエル・ラベッシなどと交渉を続けているが、条件面で難航しているという。
　ここでバロテッリの名前が浮上したが、2010年から2013年まで所属したマンチェスター・シティでは現在インテルを率いるロベルト・マンチーニ監督と練習中につかみ合いになるなど、対立は表面化していた。
　今季プレミアリーグで無得点という不発の問題児の獲得を、かつての指揮官が求めるかどうか、微妙な状況だ。衝撃の出戻りが実現するのか、注目が集まっている。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images