バイエルンの「支配も終焉」 昇格組に逆転負け…タイトル獲得“絶望的”で英注目
レバークーゼンがブレーメンに勝利すると優勝が決まる
ドイツ1部ブンデスリーガで11連覇中の王者バイエルン・ミュンヘンは現地時間4月6日に第28節で昇格組のハイデンハイムに2-3で敗れた。同日の試合で勝利した首位レバークーゼンとの差は残り6試合で「16」に開き、ミッドウィークに控えるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝のアーセナル戦に向けても大きな不安を残した。
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前節は本拠地で行われたドルトムントとの「デア・クラシカー」を0-2で落としていたバイエルン。敵地でのハイデンハイム戦はFWハリー・ケインのゴールなどで前半のうちに2-0でリードを奪う展開となり、前の試合の敗戦からきっちりと立て直したかに思われた。
しかし、後半立ち上がりの5分、6分と立て続けに失点すると、さらに同34分にFWティム・クラインディーンストに勝ち越しゴールを奪われ、今季1部昇格のハイデンハイムに逆転負けを喫した。
バイエルンは今季6敗目を喫し、首位レバークーゼンとの勝ち点差は「16」に広がった。次節レバークーゼンがブレーメンに勝利すると優勝が決まり、バイエルンの連覇は「11」で途絶えることになる。
ブンデスリーガの歴史が変わる瞬間には海外メディアも注目。英紙「デイリー・メール」は「バイエルンは11年連続でリーグタイトルを獲得してきたが、その支配も終焉を迎える」とドイツの絶対王者の運命を伝えている。
リーグタイトルの獲得は絶望的となっているなかで、バイエルンはCLでベストに進出している。しかし、現地時間9日に控えるアーセナルとの準々決勝第1戦に向けて不安の残る敗戦となった。残されたタイトル獲得に向けて気持ちを切り替えることはできるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)