フル出場の遠藤航が攻守で存在感! リバプールがホーム2発で逆転勝利、暫定首位に浮上

ブライトン戦にスタメン出場の遠藤航【写真:Getty Images】
ブライトン戦にスタメン出場の遠藤航【写真:Getty Images】

ブライトン三笘は怪我で不在

 イングランド1部リバプールは3月31日、プレミアリーグ第30節でブライトンと対戦した。ホームの一戦で日本代表MF遠藤航はスタメンフル出場。攻撃の芽を摘む堅実なプレーを見せ、チームの2-1勝利に貢献している。

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 ブライトン所属の日本代表MF三笘薫は怪我でベンチ外となったなか、開始早々にリバプールは相手のカウンターを受ける。前半2分、左サイドを勢い良くFWシモン・アディングラが駆け上がると、中へのパスは一旦カットされるも中央のFWダニー・ウェルベックの下へ。これを右足で振り抜きネットを揺らした。

 前半13分には再び左サイドを破られ、このカウンターをファウルで阻止したMFアレクシス・マック・アリスターが警告を受ける。同19分にはそのマック・アリスターへの接触で、MFパスカル・グロスもイエローカードをもらう。足を押さえ痛がっていたマック・アリスターだったが、無事その後プレーに復帰している。

 リバプールは遠藤のボール回収、後方の探るようなパス回しから徐々にペースを取り戻す。マック・アリスターが起点となり攻撃に厚みを持たせると、前半27分にセットプレーからチャンスが生まれる。

 高く上がったボールは一度ペナルティーエリア外へ弾かれるが、FWモハメド・サラーがヘッドで跳ね返す。相手の最終ラインから飛び出したFWルイス・ディアスがこのボールに触り、コースを変えて同点ゴールを決めた。

 勢い付くリバプールは、前半39分にはマック・アリスターの自陣からのロングボール1本にサラーが抜け出す惜しいシーンも出てくる。拮抗した展開のまま、試合はハーフタイムを迎えた。

 後半も両チーム締まったゲームを展開。遠藤は中盤で相手の攻撃の芽を摘みつつ、最終ラインに加わり前線の様子を窺うシーンも多く見られるようになる。なかなか得点が奪えない状態が続くが、均衡を破ったのはエースFWだった。

 後半20分、リバプールは右サイドへの大きな展開からMFドミニク・ソボスライが鋭いボールを中央のマック・アリスターへ。ペナルティーエリア手前で受けたマック・アリスターから絶妙なパスがサラーへつながり、冷静にゴールを決めた。

 勝ち越しに成功したリバプールは、サラーのパスに反応したディアスがネットを揺らすもオフサイド。後半30分にもカウンターからサラーにビッグチャンスが生まれたが、シュートはGKに阻まれた。

 後半37分にはディアスがスピードに乗ったドリブル突破から、カットインしゴールを狙うも枠を捉え切れず。攻勢を続けたリバプールが後半は試合を優位に進めた。遠藤は終盤に一枚イエローカードをもらう場面があったものの、安定したプレーを披露。2-1での勝利に貢献した。

 リバプールは今回の勝利で勝ち点を67まで伸ばし、プレミアリーグ暫定首位に浮上。上位を争うアーセナル、マンチェスター・シティにプレッシャーをかける結果となった。

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