「残念」デザインの声も…韓国代表の新ユニ、“舞台裏”を母国報道「ナイキには申し訳ない」

韓国代表の新ユニフォームが発表【写真:ロイター】
韓国代表の新ユニフォームが発表【写真:ロイター】

3月21日W杯2次予選タイ戦から着用

 韓国サッカー協会が公式インスタグラムを更新し、新ユニフォームを発表した。韓国メディアは独特なデザインに「反応が交錯している」と国内の様子を伝えた。

 韓国代表は3月の国際Aマッチ期間で、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選に臨む。タイ、中国、シンガポールとグループCで同組のなか、ここまでシンガポールに5-0、中国に3-0勝利を収めて2連勝している。

 カタールで開催されたアジアカップで64年ぶりの優勝に手が届かずベスト4止まりとなった韓国。2月16日にドイツ人のユルゲン・クリンスマン監督の解任が決定し、27日には空席となっていた韓国A代表の暫定指揮官にパリ五輪出場を目指すU-23韓国代表を率いるファン・ソンホン監督を迎えると発表した。新監督が率いるチームは3月21日にはホームで、26日にはアウェーでタイとの対戦を控えるなか、韓国サッカー協会が新ユニフォームを発表。新モデルは21日から着用予定で、そのデザインが話題を呼んでいる。

 ホームは赤を基調とし、白色で直線や曲線などがランダムで配置されたデザインに。一方でアウェーは黒地に水色やピンクの線があしらわれている。

 そのなかで、韓国のサッカー専門サイト「インターフットボール」は「『ソン・フンミンが着たらいいけど…』代表チームのユニフォームに対する反応が交錯」と見出しを打って、国内の反響を報道した。ユニフォームは「韓国の伝統建築芸術の美しさと強さからヒントを得て」デザインされたという。虎からインスピレーションを受けた爪の跡も刻み込まれ、威厳も表現されているようだ。

 今回は新ユニフォームのプロモーションイベントは行われず、同メディアは「アジア杯優勝失敗後、協会と代表チームから出た数多くの議論が影響を及ぼした。協会関係者は『今回の国際Aマッチは自粛と反省の気持ちで臨みたい』と明かしていた」と伝えた。

 新しいトレーニングウェアを着用して練習場に選手が登場した際も「広報さえいなかった」と指摘し、「最近の雰囲気は慎重になっている。『ナイキには申し訳ないがイベントはしない』と協会関係者が話した」という。

 デザインに対しては国内で賛否が分かれており、「ソン・フンミンが着るからいいけど…」という意見もあり、「好き嫌いが分かれる。模様が非常に多く入っていて残念だという評価はある」と、落胆の声が上がっているようだ。

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