遠藤航、マンU戦で苦戦した思わぬ“曲者” 現地指摘「マッチアップで困惑させられた」
リバプールはユナイテッドに3-4で敗戦
イングランド1部リバプールは現地時間3月17日、FAカップ準々決勝でマンチェスター・ユナイテッドと対戦し、延長戦の末、3-4で敗れた。日本代表MF遠藤航はスタメン出場を飾ったなか、現地メディアはユナイテッド側の思わぬ選手に「困惑させられた」と計算外の事態を指摘している。
リバプールは最大の宿敵ユナイテッドとの対決を敵地で迎えたなか、前半8分に相手MFスコット・マクトミネイに先制点を奪われる。それでも同44分にMFアレクシス・マック・アリスターが同点弾を奪うと、直後の同アディショナルタイムにFWモハメド・サラーが逆転ゴールを記録。しかし、後半42分に相手FWアントニーに同点弾を許し、2-2で延長戦に突入した。
延長前半15分にMFハーベイ・エリオットがゴールを決めたものの、延長後半7分に相手FWマーカス・ラッシュフォードに得点を奪われると、同アディショナルタイムにFWアマド・ディアロに劇的な決勝弾を決められ、3-4で敗戦を喫した。
過密日程での出場が続くなかでこの日もフル稼働した遠藤は前半37分にゴールネットを揺らしたものの、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の確認の結果、ラストパスを送ったサラーのオフサイドを取られ、ゴールは取り消しとなっていた。リバプール専門メディア「Anfield Watch」は「アシストしたサラーの紙一重のオフサイドでゴールが無効となったのは不運だった」と振り返っている。
その一方、「試合の序盤、コビー・メイヌーとのマッチアップで困惑させられた選手の1人だった」と、相手MFコビー・メイヌーとの対峙で苦戦を強いられていたと指摘。メイヌーは18歳のルーキーだが、力強いドリブル突破や3列目からの駆け上がりでリバプールの守備陣を翻弄する動きが目立っており、まさしく若かり頃のMFポール・ポグバを彷彿させるような存在感だった。
先週末に行われたプレミアリーグ第28節マンチェスター・シティ戦(1-1)では、世界最高峰の中盤選手であるMFケヴィン・デ・ブライネを見事に抑え込んでみせた遠藤だったが、ユナイテッドに現れた新星にやや手こずった。
(FOOTBALL ZONE編集部)