北朝鮮相手に日本は2連敗

　ヤングなでしこの愛称を持つU-20日本女子代表は3月16日、U-20女子アジアカップ決勝戦で北朝鮮と対戦し1-2の逆転負けを喫した。準優勝で大会を終えたなか、韓国メディアが北朝鮮側の快挙に注目している。

　グループリーグでB組だった日本。開幕2連勝で最終戦を残して準決勝へと駒を進めた。グループ第3戦の北朝鮮戦では、主力の複数選手を休ませた日本が0-1で敗戦。それでも、準決勝のオーストラリア戦はボールを支配し5-1の勝利を収め、4大会連続で決勝に進出している。

　迎えた決勝戦。北朝鮮へのリベンジマッチとなった試合は前半20分、日本がFW辻澤亜唯のヘディング弾で先制する。北朝鮮も同44分にDFジョ・リョンジョンのゴールで同点に。その後、終盤まで得点は動かなかったが、後半40分に再びジョ・リョンジョンに得点が生まれ日本が逆転を許す。1-2のまま試合は終了し、日本は準優勝で大会を終えた。

　韓国の総合ニュースサイト「news1」は「北朝鮮は11年から5大会連続準優勝に終わっていたが、今回の優勝で2007年以来17年ぶり2度目のU-20女子アジア杯の優勝トロフィーを持ち上げた」と快挙を伝えている。

　大会MVPには2ゴールのジョ・リョンジョンが選出。また、同メディアは同日行われた3位決定戦の韓国対オーストラリアの一戦にも触れ「韓国はオーストラリアに0-1で敗れた。韓国は最終4位で大会を終えたが、U-20女子ワールドカップの出場権は確保している」と母国の結果を淡々と報じていた。