「デ・ブライネのイライラは明らか」 リバプール遠藤の圧巻デュエル力を英称賛「執拗な守備」
遠藤はデュエルに6回勝利
イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は、現地時間3月10日に行われたプレミアリーグ第28節マンチェスター・シティ戦(1-1)にフル出場し、世界最高峰の攻撃陣を相手に奮闘した。リバプール専門メディア「Empire of the Kop」は、対峙した相手MFケビン・デ・ブライネの反応に注目している。
リーグ戦2試合ぶりの先発となった遠藤は、アンカーとしてシティのベルギー代表MFケビン・デ・ブライネやポルトガル代表MFベルナルド・シウバといった世界最高峰の中盤選手と対峙し、“潰し屋”ぶりを発揮するだけでなく、巧みな縦パスでも存在感を発揮した。
データ分析会社「オプタ」の数値を元にデータを展開する「SofaScore」によれば、遠藤は90分間のプレーでボールタッチ67回、パス成功57本中55本(成功率96%)、キーパス1回、地上戦デュエル勝利数4回中3回、空中戦デュエル勝利数2回中2回、ポゼッションロスト3回、クリア2回、インターセプト2回、タックル3回という成績を残した。
シティMFデ・ブライネは後半24分にピッチを去る際、ジョゼップ・グアルディオラ監督の判断に不満を覗かせるようなアクションも見られた。それほど、世界的名手を遠藤が苦しめたとも言え、リバプール専門メディア「Empire of the Kop」は「後半24分にペップ・グアルディオラ監督から交代を命じられたマンチェスター・シティの選手のイライラは明らかだった」と取り上げている。
「グアルディオラ監督が交代させる直前、デ・ブライネは遠藤とルーズボールを競り合った。遠藤は冷静にデ・ブライネからボールを遠ざけ、リバプールの攻撃につなげた。デ・ブライネは遠藤の執拗な守備に遠ざけられるのをただ見ることしかできなかった。遠藤がこの日勝利した6つのデュエルのうちの1つで、この日の素晴らしいパフォーマンスを象徴するものだった」
試合結果は1-1だったが、遠藤がマン・オブ・ザ・マッチに選ばれたのも納得のハイパフォーマンスだった。