韓国“新エース候補”へ「謙虚さは武器であり資産」 母国英雄が言及「大人が救い上げなければ」

韓国代表のソン・フンミンとイ・ガンイン【写真:ロイター】
韓国代表のソン・フンミンとイ・ガンイン【写真:ロイター】

韓国代表はアジア杯でベスト4敗退

 韓国代表は2024年に行われたアジアカップで、ベスト4敗退となった。大会中、チーム内の“内紛問題”が大きな問題に。その後FWソン・フンミンとMFイ・ガンインの2人が和解に至った経緯を受け、韓国レジェンドが改めて事件について発言している。

 64年ぶりのアジア王者を狙った韓国は、アジアカップ準決勝でヨルダンに0-2で敗れてベスト4止まり。エースのソン・フンミンと若手のホープイ・ガンインの“喧嘩騒動”など内紛が発覚したこともあり、大韓サッカー協会(KFA)は2月16日にクリンスマン監督を解任した。

 27日には韓国A代表の暫定指揮官にパリ五輪出場を目指すU-23韓国代表を率いるファン・ソンホン監督を指名。一方で“内紛問題”は、ソン・フンミンが自身の公式SNSでイ・ガンインと肩を組んで笑顔で納まった2ショットを添え、和解したことを明かしている。

 韓国メディア「STNスポーツ」は、ドイツのフランクフルトやレバークゼンでもプレーし、韓国代表としては計135試合に出場しただけでなく、1997~98年には韓国代表も率いたチャ・ボムグン氏のコメントを紹介。「ソン・フンミンの発言で幸い事は収まった」と改めて問題に触れた。

「イ・ガンインは韓国のファンをここまで怒らせるとは夢にも思わなかっただろう。東洋の謙虚さと犠牲のような人間関係は、私たちが自然に受け継いだ武器であり資産だ。礼儀の大切さを知らずに捨てようと思っても、尊敬される大人に成長できるように、大人がもう一度拾って手に取って救い上げなければならない」

 記事ではこの発言を受けて「チャ・ボムグンは礼節を強調した」と報道。キャプテンの行動を称賛しつつ、イ・ガンインの反省を踏まえて韓国サッカーがより好転するよう願っていた。

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング