英国の評価急上昇! 日本人MFの存在感を専門メディア絶賛「どちらが勝ったか明らか」
カイセドとのマッチアップは現地メディアも大きな注目
イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は現地時間2月25日に行われたリーグカップ決勝のチェルシー戦(1-0)に先発出場。延長戦も含めた120分間にフル出場して優勝に貢献した。昨夏のリバプールの補強ターゲットだったエクアドル代表MFモイセス・カイセドとのマッチアップは現地メディアも大きな注目トピックとなっている。
遠藤は4-3-3のアンカーとしてプレー。スコアレスの状況が続く緊迫した試合展開のなかで相手の攻撃の芽をうまく摘み、攻撃への展開にもつなげる役割を全うした。
何度もマッチアップしたのはチェルシーの中盤センターでプレーするカイセドだ。昨季まで日本代表MF三笘薫とブライトンで同僚だったこの22歳は、今季開幕前の移籍市場でリバプールのトップターゲットだったが、チェルシーが争奪戦を制した。そんなカイセドの代わりに加入した一人が遠藤だったが、この決勝の舞台では遠藤がカイセドを上回る存在感を示した。
リバプール専門メディア「Liverpool.com」は「遠藤航は日曜日のカラバオカップ(リーグカップ)決勝の活躍で、真のリバプールのヒーローとしての地位を確立」と遠藤を絶賛。「シュツットガルトからアンフィールドに移籍して以来、試合を重ねるごとに重要度を増している。それだけでなく、彼はレッズへの加入を妨げる可能性があった男(カイセド)を相手にあれほどのパフォーマンスを見せた」とカイセドとのマッチアップに焦点を当てた。
「遠藤とモイセス・カイセドとのバトルで、どちらが勝ったかは明らかだ。実際、何の予備知識もなく1億4600万ドル(1億1500万ポンド/約219億円)の選手がどちらかと問われれば、ほぼ間違いなくこのリバプールのスター(遠藤)を選ぶだろう」
ユルゲン・クロップ監督の下で定位置をガッチリと掴んだ遠藤。タイトルの懸かった大一番で見せたプレーのクオリティーは、英国史上最高額の移籍金でチェルシーへ渡ったカイセドを凌駕するものだったと評価されていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)