全日本フットサル選手権、立川が大阪成蹊大を7-2撃破 2回戦でF2長野と対戦へ

立川アスレティックFCが7ゴールを奪い勝利【写真:(C) Futsal X】
立川アスレティックFCが7ゴールを奪い勝利【写真:(C) Futsal X】

Fリーグ内定3選手を擁する大阪成蹊も最後まで奮闘したが及ばず

 JFA第29回全日本フットサル選手権が2月24日に開幕し、岸和田市総合体育館の第4試合ではFリーグ・ディビジョン1の立川アスレティックFCが大学フットサル選手権2連覇中の大阪成蹊大学を7-2で下した。

 試合は序盤から立川が押し込む展開に。しかし前半3分にFP中村充のシュートがポストに嫌われ、FP湯浅拓斗のシュートもGK片岡浩太に止められるなど、得点を挙げられない。それでも前半6分にFP新井裕生のパスを受けたFP南雲颯太が先制ゴールを挙げて、立川が先制した。

 3選手が来季のFリーグ加入内定している大阪成蹊も、FP山下聖翔がサイドでドリブル何度となく突破を見せて存在感を放つ。前半8分には右サイドを突破してシュートを放ったが、惜しくも枠を外れた。

 前半10分には中村のパスから湯浅がゴールを決め、立川がリードを2点に広げる。ここで大阪成蹊の佐藤亮監督はタイムアウトを取る。プレー再開後、大阪成蹊はGK片岡も攻撃参加する回数が増え、試合の流れを変えていく。前半14分には最大の決定機を作り、右を突破したFP鈴木大輝の折り返しにFP村上圭吾が合わせたが枠を上に越えていった。

 残り時間でも立川は優勢に試合を進めたが、3点目を挙げられずにベンチで比嘉リカルド監督がいら立つ様子も見られた。残り3分からはFPボラをピッチに送り出し、新井を右アラに置いて、さらに攻撃的に戦った立川だが、前半は2-0のまま終了した。

 後半に入ると試合が一気に動く。後半3分に大阪成蹊は山下がGKの肩口を抜くループシュートで1点を返す。これが立川の火を付けることになり、21秒後には南雲がGKまで冷静にかわして、この試合2点目を決める。

さらに40秒後には元日本代表FP皆本晃が新井に縦パスを入れる。新井の反転シュートがGKに弾かれたところを、皆本が詰めて押し込み4-1と点差を広げた。さらに同8分には大阪成蹊のGKを使ったビルドアップにプレスをかけた湯浅が相手の底辺でボールを奪って無人のゴールにシュートを決め、5-1とする。

 しかし、4点差をつけられても大阪成蹊の闘志は衰えない。エリア内で倒されたFP村上圭吾はファウルを取ってもらえず。FP菊地尚斗のミドルシュートはDFにブロックされてクロスバーを叩いた。それでも立川のゴールに迫る大阪成蹊は、コーナーキックからオウンゴールを誘発して2点目を挙げる。

 残り7分50秒で大阪成蹊はパワープレーを開始。数的優位を作ったボール回しでチャンスも作ったが、後半15分には立川のFP上村充哉にパスカットされてロングシュートを決められてしまう。

 後半16分にはゴール前でFKを得た立川がタイムアウトを取る。再開直後のプレーでボラを使ったサインプレーから中村がゴールを決めて立川が7-2にリードを広げた。

 このまま試合はタイムアップ。立川が2回戦でFリーグ・ディビジョン2のボアルース長野と対戦することとなった。

(Futsal X・河合拓 / Taku Kawai)



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