KFAが発表

　大韓サッカー協会（KFA）は2月16日、ドイツ人のユルゲン・クリンスマン監督の解任を正式発表した。

　元ドイツ代表FWで、指導者としてはドイツ代表やアメリカ代表、ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンなどを率いてきたクリンスマン監督は、2023年2月に韓国代表の監督に就任。序盤勝利できず苦難の船出となったなか、徐々に調子を上げてきていたが、カタールで開催されたアジアカップで64年ぶりの優勝に手が届かずベスト4止まり。FWソン・フンミンやMFイ・ガンインによる内部騒動も明るみに出て、解任の噂が過熱していた。

　KFAは2月16日、チョン・モンギュ会長の声明を公式サイトに掲載。同日の役員会で「総合的に検討し、最終的に代表チームの監督交代を決断」したという。

「代表チームは、単なるスポーツチームという存在を超え、国民の関心と支持を得て、そのエネルギーを国民に返す、名実ともに大韓民国を代表するチームです。今後もそうでないといけない。今回、今後の改善が難しいと判断し、2026年の北中米ワールドカップ（W杯）2次予選の前に監督交代を決断することになった」

　理由に関しては「クリンスマン監督は、期待する指導力とリーダーシップを示していなかった」とし、後任に関しては今後決定するという。