アルゼンチンはパリ五輪の出場権獲得

　パリ五輪のサッカー競技、南米予選にあたる「CONMEBOLプレオリンピック大会」の決勝リーグ最終戦が現地時間2月11日に行われた。アルゼンチンが2大会連続金メダルのブラジルを1-0で下し、本大会出場権を獲得。この結果を受け、36歳のFWリオネル・メッシ（インテル・マイアミ）の五輪出場の可能性に注目が集まっている。

　ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ、ベネズエラの4チームによる総当たりのリーグ戦で、上位2チームがパリ五輪への出場権を獲得。アルゼンチンは2引き分け、ブラジルは1勝1敗で最終戦を迎えた。

　試合は後半33分にFWルチアーノ・ゴンドウが決めたヘディング弾が決勝点となり、アルゼンチンが1-0で勝利。勝ち点を「5」に伸ばしたアルゼンチンが2位以上を確定させた。一方、2016年リオ五輪、2021年の東京五輪と2大会連続で金メダルを獲得しているブラジルは本大会出場権を逃すまさかの結果となった。

　もう一方の試合は、パラグアイが2-0でベネズエラが勝利。勝ち点を「7」としたパラグアイが、アルゼンチンとともにパリ五輪へ出場する。

　衛星放送「FOX SPORTS」は「現王者が2024年のパリ五輪出場を逃す衝撃で、メッシへのドアが開かれる」と試合の結果を報じた。ブラジルのまさかの敗退に衝撃が走る一方で、「アルゼンチンは2008年（北京五輪）に金メダル獲得に貢献した36歳のスペシャルプレーヤー、リオネル・メッシにパリで合流するよう、説得の電話をかけることになるだろう」とレジェンドの五輪出場への期待が早くも高まっている。

　昨季までフランス1部パリ・サンジェルマンに所属していたメッシ。今夏にパリの地で再びプレーすることになるのだろうか。