インザーギ監督が本田に続きエル・シャーラウィの復活熱望 「彼を信じている」

ミランの真のエースに

 ACミランのフィリッポ・インザーギ監督が、今季復調を遂げた日本代表FW本田圭佑に続き、イタリア代表FWステファン・エル・シャーラウィの再生に乗り出す。イタリア地元紙「トゥット・スポルト」が報じている。
 ミランは、2014年リーグ最終戦で強豪ローマと数的不利に陥りながらもドローに持ち込んだ。インザーギ監督は、その翌日、1月の移籍市場の戦略を固めるためにアドリアーノ・ガリアーニCEOと昼食を共にした。スーペル・ピッポは休む暇もなく、チームの強化に日々をささげている。
 そして、オーストラリアで行われるアジアカップに参加する本田不在で生じる戦力ダウンを補うべく、指揮官はある男の復調を熱望した。
「7月には本田(の再生)に時間を掛けて、それはうまくいった。今度は名前を挙げなければいけないとするならば、エル・シャーラウィだ。ステファンは一刻も早く僕らに喜びをもたらしてほしい。彼をとても信じている。彼の活躍には満足している。前の試合で起用しなくても、だ」
 昨季鳴かず飛ばずだった背番号10を再生させたインザーギ監督はそう語った。今季開幕前の監督就任会見では、期待の選手として『ファラオーネ』の異名を持つスピードスターの名前を挙げていた。2012-13シーズンには16得点を決めたが、昨季は故障でリハビリに明け暮れた。今季はエースの期待を集めたが、故障の影響もあり、13試合出場で1得点3アシスト。8得点のジェレミー・メネズと6得点の本田に前半戦の主役の座を奪われ、この2試合スタメンからも外れている。
 ドイツ強豪ドルトムントやプレミアリーグへの移籍の可能性も浮上しているが、インザーギ監督はミランの真エースに育て上げる心づもりのようだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング