遠藤航VSマック・アリスター…アンカー優先起用は? 英見解「クロップは成長妨げない」
遠藤がアジア杯から帰還、英メディアがポジション争いの行方に注目
イングランド1部リバプールは現地時間2月4日にプレミアリーグ第23節でアーセナルと敵地で対戦し、1-3で敗れた。守備でのミスから失点するなどチーム全体が低調な出来に終わったなか、アンカーのアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターが印象的なパフォーマンスを見せた。現地メディアではアジアカップから戻る日本代表MF遠藤航とのポジション争いの行方に注目している。
昨夏にリバプールに新加入したマック・アリスターは本来、より中盤の高い位置でのプレーを得意とする選手だが、加入当初からMFファビーニョ(アル・イテハド)らが抜けて手薄となっていたアンカーで起用されてきた。
コンバート直後はパフォーマンスに厳しい視線を向けられることも多かったが、1月に負傷から復帰し、アジアカップで遠藤不在の間に適応をアピールしていた。
そして、マック・アリスターは完敗を喫したアーセナル戦でも攻守に存在感を示していた。英メディア「Anfield Index」は25歳のアルゼンチン人MFについて「アーセナルに敗れたリバプールにあった唯一の光」と特筆し、今後の遠藤とのポジション争いについて言及していた。
「遠藤はアジアカップに旅立つまで素晴らしい調子だったが、その後はマック・アリスターがクロップの中盤で定位置を掴んでいる。しばらくの間はポジションをキープするのに十分な活躍をしたはずだ。しかし、ドミニク・ソボスライの怪我の心配があり、ライアン・フラーフェンベルフの不調もあり、2人が揃ってスターティングイレブンに入る可能性もあるだろう。その場合、マック・アリスターがカーティス・ジョーンズと並んで8番のポジション、遠藤が中盤の底を務めることになるだろう」
遠藤はアジアカップで離脱する直前まで公式戦8試合連続でスタメン出場を続けていた。2人が併用の可能性も十分にあるが、アンカーのファーストチョイスはマック・アリスターになったと見られている。
また、クラブの長期的なビジョンから、マック・アリスターが優先的に起用される可能性にも触れられていた。
「マック・アリスターは遠藤よりも長期的なプロジェクトであり、出場時間は彼の成長にとって重要だ。それによって遠藤の出場時間を著しく制限する必要はないが、クロップはマック・アリスターの成長を妨げないように注意を払う必要があるだろう」
中盤の激しいポジション争いが続くなか、およそ1か月ぶりにチームへ戻ってきた遠藤はどのように起用されるのか、注目だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)