森保J、決勝Tバーレーン戦の「理想布陣」 三笘のオプション起用、中盤で“挑戦”も?【現地発】
ラウンド16はバーレーンと対戦
森保一監督率いる日本代表は、カタール・ドーハで行われているアジアカップでグループリーグを2位で通過し、決勝トーナメント1回戦でバーレーンと対戦することが決まった。MF三笘薫も途中出場の可能性が浮上しており、ベスト16で対戦する相手でのベスト布陣を考察する。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・小杉舞)
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第1戦のベトナム戦(4-2)、第2戦のイラク戦(1-2)と完璧な出来ではなかった森保ジャパン。苦しみながらも2勝1敗で決勝トーナメントへ進出。3戦目となったインドネシア戦では、敗戦の悔しさ糧に見事に立て直した。
中6日で迎える一戦では、4-1-4-1システムで“中盤の挑戦”を見てみたい。アンカーに遠藤航を置き、堂安律と旗手怜央のインサイドハーフ。または、アンカーに守田英正を起用して遠藤を1度休ませる手もある。ウイングには伊東純也、中村敬斗のスタッド・ランスコンビ。この攻撃的な中盤をバーレーン戦では1度試すと森保ジャパンの幅を広がるチャンスだ。
さらに、1月26日の練習では三笘が初めてフルメニューを消化。バーレーン戦で無理をさせず先発起用は見送ると思われるが、途中出場で“試運転”する可能性はある。
最終ラインは伊藤洋輝、冨安健洋、板倉滉に加えて、右サイドバックにはインドネシア戦で好プレーを見せた毎熊晟矢を起用したい。菅原由勢はイエローカードを保持しており、もう1試合毎には熊が先発、中2日で準々決勝を迎えるために菅原との併用しながらフレッシュな状態で決勝トーナメントを勝ち上がれば層が厚くなっていく。
インドネシア戦で2ゴールを挙げた上田を1トップで継続起用、GKの鈴木彩艶にも経験を積んでもらいたい。一発勝負では、PK戦にもつれ込む可能性がある。「日本代表としてこういう大きな大会でゴールを守るのは責任が大きいことですけど、そこに捉われずに、自分はピッチに出たら楽しんで日本のためにプレーするだけ。そこまで気負わずにプレーできればと思います」と話している通り、鈴木は重圧を乗り越えて大舞台を楽しんで、守護神の地位を確立してもらいたい。