南野拓実、涙の海外移籍決断から10年「欧州トップでやるためにもっと成長」 29歳の誕生日に抱負【現地発】
1月16日に29歳の誕生日を迎えた
日本代表MF南野拓実は1月16日にカタール・ドーハで29歳の誕生日を迎えた。練習前には選手・スタッフが整列して花道で祝福。前回大会に続き、アジアカップ開催中に1つ年を重ねた。14日の第1戦ベトナム戦(4-2)では2ゴール1アシストの活躍で勝利に貢献。29歳最初の大会で「タイトルを獲る」と宣言した。
【PR】ABEMA de DAZN、明治安田J1リーグの試合を毎節2試合無料生中継!
「しっかり勝って今日を迎えることができたんで、すごく嬉しく思います。あんまりああいう(花道での)歓迎っていうのは、常に照れちゃうので。嬉しいですね。自分より上の選手が少なくなったから、それは寂しいなと思う部分もありますけど、下からすごく育っているので、すごく嬉しいです」
前回大会は24歳で年男だった。あれから5年、再び代表選手として誕生日を迎えられた。
「プレーは全然年を取っていると思っていなくて、常に進化を続けたいと思っていますし、今が一番いいと常に思えているので、まだ老いを感じるのは……そうですね、3年後ぐらい(笑)。まだ20代なので。今はこのアジアカップを戦っているので、このタイトルを獲ることは、1つの自分の今大きな目標ですね。特に毎年、抱負を誕生日の時に考えたりはしないんですけど、いい年になるように頑張りたいと思っています」
2015年、20歳の誕生日を迎える直前にセレッソ大阪からオーストリア1部ザルツブルクへ移籍を決断した。そのシーズン、チームはJ2へ降格。当時の大熊清強化部長から残留を頼まれたが、泣きながら海外移籍を決断した。そして今年で10年目。欧州ではイングランド1部リバプールも経験するなど世界のトップでプレーしてきた。これから先もまだまだ高みを目指し続ける。
「個人的にそういう(まだまだという)気持ちですね。前のシーズンで苦しい思いがあって、今シーズン、いいスタートを切ることができて、まだまだヨーロッパのトップレベルでやっていくためにもっと成長したいと思っています。このアジアカップも自分のキャリアでもすごく大事な大会なので、何か残して帰りたいと思っています」
29歳で大きなタイトル獲得へ。新たな挑戦がスタートする。