英プレミア、アジア&アフリカ代表勢が離脱…「最大被害」クラブは? 王者マンCらに“追い風”の可能性

プレミアリーグの主力選手たちが離脱へ【写真:ロイター】
プレミアリーグの主力選手たちが離脱へ【写真:ロイター】

アジアカップ&アフリカ・ネーションズカップ開催で各クラブの主力が一時離脱へ

 この冬、大陸王者を決めるアジアカップとアフリカ・ネーションズカップが開催され、各国代表選手を抱えるクラブチームは最大で1か月間選手を失うことになる。英紙「インディペンデント」はプレミアリーグの中で最も大きな影響を受けるのはどのチームなのかを特集している。

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 カタールで行われるアジアカップは現地時間1月12日に開幕し、2月10日が決勝戦。コートジボワール開催のアフリカ・ネーションズカップは1月13日に始まり、2月11日まで。ともにおよそ1か月間の戦いが続く。

 プレミアリーグでプレーする日本人選手では、現在首位のリバプールのMF遠藤航、4位アーセナルのDF冨安健洋、そして7位ブライトンのMF三笘薫の3選手がアジアカップに参加予定。冨安はふくらはぎの負傷から復帰したばかりで、三笘は足首の負傷を抱えて戦列から離れている状況だが、いずれも大会登録メンバー26人に含まれた。

 この期間に複数の主力選手を失うクラブも少なくない。「インディペンデント」紙は「リバプールとトッテナムは数週間キープレーヤーを失う」とこの2クラブが最も大きな影響を受けると指摘している。

 リバプールは前述のとおり遠藤と、得点ランクトップタイの14得点を決めているエジプト代表FWモハメド・サラーが大会に出場。代えの利かないエースと、負傷者が続出する中盤のダイナモを失う。チームは現在首位を走るが、サポーターも不安を募らせていることだろう。

 リバプールと同等の影響を受けそうなのが、韓国代表FWソン・フンミンが離脱するトッテナムだ。ソン・フンミンはFWハリー・ケイン(バイエルン・ミュンヘン)が移籍したあとを受けて今季キャプテンに就任し、ここまで20試合で12得点を決めてチームを牽引してきた。大黒柱不在となれば攻撃力の低下は避けられないだろう。加えてマリ代表MFイブ・ビスマとセネガル代表MFパペ・マタル・サールもチームを離れる。

 マンチェスター・ユナイテッドでは正GKのカメルーン代表GKアンドレ・オナナやモロッコ代表MFソフィアン・アムラバトなどがアフリカ・ネーションズカップへ参戦。アーセナルでは冨安のほかに、エジプト代表MFモハメド・エルネニーがチームを離れる。そしてウォルバーハンプトンではリーグ6位の10得点を挙げている韓国代表FWファン・ヒチャンが離脱。それぞれ大きな打撃となりそうだ。

 そうしたなかで、リーグ3連覇中のマンチェスター・シティやニューカッスル、残留争い中のバーンリーからの離脱者はゼロとなる。アジアカップとアフリカ・ネーションズカップの開催は、絶対王者シティをあと押しする要因となりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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