獲得する外国籍選手の審査も厳格化か

　そのため、国家体育総局はクラブチームによる巨額の投資を抑制すべく、選手獲得費用に対する上限を設ける措置を検討しているとした。また、不要な選手に巨額の投資を行わないように、審査も厳格化する方針を明らかにしている。

　例えばイングランドのプレミアリーグでは、EU外選手は労働ビザ発給のために過去2年間の代表戦への出場試合数の割合が一定以上であることが求められる。中国もまた、実績のある外国籍選手以外に不要な投資を行わないようなチェック機能を設ける方針のようだ。

　近年のサッカー界で定番になりつつある中国クラブの“爆買い”は、国からの待ったによってその数を減らしていくことになりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images