代理人の兄がエル・シャーラウィのドルトムント移籍を否定 「ミランでの未来に問題はない」

ミランとの良好な関係を強調

 ACミランのイタリア代表FWステファン・エル・シャーラウィの代理人が、独強豪ドルトムント移籍の可能性を否定した。イタリア移籍情報サイト「カルチョニュース・ウェブ」が報じている。
 エル・シャーラウィの兄で代理人を務めるマヌエル・エル・シャーラウィ氏は「移籍市場にまつわるうわさは真実ではない。ステファンのミランでの未来は問題になったことはない。他のクラブからの接触もない」と語ったという。
 今季1得点と本調子ではない高速ウインガーの去就問題は、イタリアサッカー界注目のトピックとなっている。一般紙「コリエレ・デラ・セーラ」は、エル・シャーラウィ側が、ドルトムントと交渉を持ったと伝えた。さらに、ミラン側もイタリア代表FWチロ・インモービレとのトレードを模索していると報じた。インモービレは、昨季トリノで得点王となり、ドルトムントに活躍の場を求めたが、満足のいく出場機会を手にできていない。
 マヌエル氏は「ステファンの雰囲気はいい。ちょっとゴールから遠ざかっているけれど、パフォーマンスは実にポジティブだ。サッカーに集中できているし、継続性もしっかりしている」と語り、ドルトムント移籍の可能性を否定した。
 20日の敵地ローマ戦で、地元紙ガゼッタ・デロ・スポルトは、日本代表FW本田圭祐と、エル・シャーラウィがポジションを争っていると分析。本田の先発確率を60%、エルシャラウィを40%としている。ミランの至宝、エル・シャーラウィの去就は、本田やミランにも大きな影響を与えそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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