リバプール遠藤航の不在は「痛恨の極み」 アジア杯で最大8試合欠場の危機…地元紙が挙げた“解決策”とは?

リバプールの遠藤航【写真:Getty Images】
リバプールの遠藤航【写真:Getty Images】

「遠藤の不在をどう対処するのか?」と問いかけ

 イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は現在公式戦7試合連続スタメン出場を続け、安定感抜群のパフォーマンスでユルゲン・クロップ監督の下で欠かせない選手として活躍している。しかし、来年1月にはアジアカップ出場のためチームから離脱が濃厚だ。リバプール地元紙「リバプール・エコー」は「遠藤の不在をどう対処するのか?」と特集している。

 遠藤はアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターの負傷離脱を受けて先発に定着。そこで単なる穴埋めにとどまらず、チームの勝利に貢献する活躍で評価を急激に高めている。

 しかし、遠藤は来年1月に開催されるアジアカップ出場のため、元日のニューカッスル戦後にチームから離脱する可能性が高い。最低でも4試合、日本が勝ち進めば最大で8試合もリバプールの試合を欠場することになる。

「リバプール・エコー」紙は「遠藤は相手のプレーを止め、ボールを奪う能力で印象的な活躍を見せた。この忙しいクリスマス期間、クロップのチームで彼ほど注目を集めた選手はほかにほとんどいなかった。アジアカップに出場するため、ニューイヤーデーのニューカッスル戦の後でこの活躍が途切れてしまうのは、痛恨の極みだ」と遠藤の活躍を称賛しつつ、それゆえにこのタイミングでの離脱が大きな打撃になると伝えている。

 そして遠藤の不在をどのように埋めるかについては、マック・アリスターがニューカッスル戦で復帰できる可能性があることに加え、イングランド代表の右サイドバックDFトレント・アレクサンダー=アーノルドのコンバートなどの代替プランになるとしている。また、長らく負傷に悩まされている司令塔の復帰の可能性も「理想的なシナリオ」として挙げている。

「理想的なシナリオは長期離脱中のチアゴ・アルカンタラとステファン・バイチェティッチが招集できることだ。2人ならマック・アリスターをピッチのより高い位置に置いて、ドミニク・ソボスライと並べてプレーさせることも可能だ。チアゴは4月以降公式戦に出場しておらず、バイチェティッチも復帰への険しい道のりを進んでいる。クロップもリスクを冒したくはないが、この2人を起用できるメリットは理解しているはずだ。チアゴは遠藤がいない間にカムバックを果たす可能性がある」

 1月7日にはFAカップ3回戦で強豪アーセナルとの対戦も控えているリバプール。遠藤だけでなく、エースのエジプト代表FWモハメド・サラーもアフリカ・ネーションズカップ参加で不在となるなかで、クロップ監督がどのような采配を見せるのか注目だ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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