遠藤航が「“新ファビーニョ”になった」 名門で評価急上昇…スペイン大手紙も絶賛「議論の余地なし」
直近の好パフォーマンスで評価が急上昇する日本代表MFにスペイン紙が熱視線
イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は、現地時間12月26日に行われたプレミアリーグ第19節のバーンリー戦で公式戦7試合連続となる先発出場を果たし、2-0での勝利に貢献。直近の好パフォーマンスで評価が急上昇するなか、中盤に安定感をもたらす働きぶりにスペイン紙からも熱視線が送られている。
遠藤の“株”が急上昇している。今夏、ドイツ1部シュツットガルトから加入後、しばらくプレミアリーグへの適応に苦しみ、実力に疑問の目が向けられてきたものの、訪れたチャンスで着実なアピールを続けたことが実を結んだ。直近のバーンリー戦では出足鋭い守備でピンチの芽を摘むだけでなく、積極的に攻撃にも顔を出し無失点勝利に貢献した。
ユルゲン・クロップ監督は、この試合のマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選ばれたオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクと並ぶ活躍だったことを口にし「彼はなんて素晴らしい試合をしたんだ」と絶賛。名門クラブの名将から全幅の信頼を寄せられているのは公式戦7試合連続スタメンを飾ったことからも明白だ。
もっとも、ポジション争いのライバルとなるMFアレクシス・マック・アリスターが負傷離脱する状況も、遠藤の出場機会増加を促した要因ではある。ただし、現在プレミアリーグで上位争いを演じる名門クラブの中盤を任されるにはそれ相応の評価があって然るべきで、実際に現地メディアからも高評価が相次いだ。
序列を一気に覆した日本代表戦士の活躍ぶりには、スペイン大手紙「マルカ」も熱視線。「日本人は中盤の『ストッパー』として強くなった」と、評価急上昇を伝え「現在、マック・アリスターの不在を利用して、彼は議論の余地のない存在になった」と、そのパフォーマンスに賛辞を綴っている。
記事ではリバプールで長らく守備的MFを担っていたMFファビーニョ(アル・イテハド)を引き合いに「遠藤は“新ファビーニョ”になった」と評価。「守備においては日本人が先発出場すると失点もシュート数も減少する」と実際のデータを交えながらディフェンス面での貢献度を伝えるなど、その活躍はイングランド国内のみならず、スペインでも注目されるものとなっている。
(FOOTBALL ZONE編集部)