RマドリードがマンUからデ・ヘアをGK史上最高額の移籍金で“強奪”か

 

マンUとレアルの間に走る緊張感

 

 レアル・マドリードが、マンチェスター・ユナイテッドのスペイン代表GKダビド・デ・ヘアの「強奪」に踏み切る可能性が浮上している。英地元紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。

 レアルのカルロ・アンチェロッティ監督は、クラブ内の守護神のオプションに限界を感じており、正GKを務めるも衰えを隠せないスペイン代表GKイケル・カシージャスの後釜を模索。その中でも、デ・ヘアならば全盛期のカシージャスのようなパフォーマンスを再現できると考えており、長きに渡って獲得を熱望している。

 記事によると、レアルがマンUの守護神に対して、2001年にパルマから3300万ポンド(現在のレートで約60億円)でユベントスに加入したイタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンを凌ぐゴールキーパー史上最高額の移籍金で獲得に乗り出す方針であるという。

 一方、マンUのルイス・ファン・ハール監督も、今季快進撃の最大の立役者はデ・ヘアであるとし、その活躍に賛辞を惜しまない。24歳のスペイン人GKの契約は16年の夏までとなっているため、クラブ側はゴールキーパー史上最高額の年俸を提示する見通しであると現地では伝えられている。

 その状況の中でレアル側も数少ない改善点であるGKの補強を成し遂げるべく、今季世界最高の守護神の座に値するデ・ヘアの「ヘッドハンティング」を実行に移す構えを見せており、両クラブ間で緊迫感の走る駆け引きが始まろうとしている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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