リバプール”英雄”オーウェン、遠藤のプレーに「しかめ面」? 辛口評価を英紙報道「再び名指しで非難」

リバプールでプレーする遠藤航【写真:Getty Images】
リバプールでプレーする遠藤航【写真:Getty Images】

リバプールはユニオンに1-2で敗戦 先発の遠藤は前半のみで交代

 イングランド1部リバプールは現地時間12月14日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ最終節でユニオン・サン=ジロワーズと対戦し、1-2で敗れた。日本代表MF遠藤航は先発を飾り、前半のみで交代したなか、リバプールのOBでありレジェンドである元イングランド代表FWマイケル・オーウェンは「遠藤はスコアラーを最後までマークしておくべきだった」と、決勝点の場面の対応に不満を露わにしている。

 この試合の勝敗に問わず、すでにグループ首位突破を決めているリバプールは、週末に控えるマンチェスター・ユナイテッドとの大一番に備え、レギュラー組の11人全員を先発から外し、スタメンの大半をアカデミー出身の若手選手で構成した。そのなかで30歳の遠藤はピッチでリーダーシップの発揮を託される立場となったが、試合は前半32分に先制点を献上し、同39分にDFジャレル・クアンサーが同点弾を奪うも、同43分に決勝弾を許して、1-2で敗れることとなった。

 敗れても首位突破は確定しているため、リバプールにとっては痛手となる黒星とはならなかったが、英紙「デイリー・ミラー」は「マイケル・オーウェンは、昨季から“ステップダウン”することになったポジションの選手を再び名指しで非難」と見出しを打ち、リバプールのOBで、“ワンダーボーイ”との愛称で世界的ストライカーとして活躍したオーウェン氏が遠藤のパフォーマンスに不満を抱いていると報じている。

 ユニオンSGの決勝点の場面では、遠藤と並列して走っていたMFカメロン・プエルタスがペナルティーエリア手前でボールを受けてゴールに流し込んだが、オーウェン氏は「コナテがワイドに釣り出されていたなかで、プエルタスは彼(遠藤)の背後から抜け出した。クアンサーが横切られたことを踏まえても、遠藤はスコアラーを最後までマークしておくべきだった」と、距離を縮めずにフリーでシュートを打たせた遠藤の対応を非難していた。

 また、記事では「オーウェンの遠藤のプレーへのしかめ面をするのはこれが初めてではない」と指摘し、「11月に遡ると、オーウェンは『現状、彼にがっかりしている』と発言していた」と、オーウェン氏が遠藤の貢献に納得していないことを強調していた。週末にはリバプールの“宿敵”ユナイテッド戦が控えているなか、MFアレクシス・マック・アリスターの負傷で先発出場が濃厚とされている遠藤はオーウェン氏を黙らせる活躍を披露できるのか、期待が寄せられる。

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