アーセナル、三笘所属ブライトンと今季初対戦 冨安不在の懸念も…勝利へ“万能アタッカー”が鍵か

アーセナルとブライトンがプレミアリーグ第17節で対戦【写真:ロイター】
アーセナルとブライトンがプレミアリーグ第17節で対戦【写真:ロイター】

ブライトンと今季初対戦

 12月17日、イングランド1部プレミアリーグの第17節で2位アーセナルと8位ブライトンが激突する。リーグ最少失点を誇る堅守を武器に優勝争いするアーセナルは、日本代表MF三笘薫を擁するブライトンと今季初対戦。アーセナルは日本代表DF冨安健洋が負傷離脱で欠場確実のなか、試合の注目ポイントをピックアップしていく。

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 前節アストン・ビラに0-1で痛恨の黒星を喫し、首位の座をリバプールに譲ったアーセナル。ミッドウィークのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)PSV戦(1-1)はすでに決勝トーナメント進出を決めていたこともあり、イングランド代表FWブカヨ・サカなどの主力を温存。このブライトン戦に向けて大きなプラス材料だといえるだろう。ミケル・アルテタ監督は負傷者が絶えない最終ラインの緊急事態に備え、イングランド代表MFデクラン・ライスをセンターバックでテストする余裕も見せた。

 今季のアーセナルの好調を支えるのは首位リバプールと並ぶリーグ最少失点(16試合15失点)を誇る鉄壁の守備だ。昨季に結成されたフランス代表DFウィリアム・サリバとブラジル代表DFガブリエウ・マガリャンイスの不動のセンターバックコンビは健在で、アンカーに入るライスの存在によって安定感は昨季以上に高まった。左右のサイドバックで抜群のパフォーマンスを見せていた冨安の貢献度の高さも特筆に値するものだっただけに、ふくらはぎの負傷により戦線離脱は悔やまれるところだ。

 その冨安の不在もあり、サイドの守備にはやや不安の色も見て取れる。特に左サイドのウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコは相手の狙い所にされる傾向があり、右サイドバックのイングランド代表DFベン・ホワイトも怪我を抱えている影響か、敗れたアストン・ビラ戦では失点の場面で相手へのマークが緩むなどやや低調な出来だった。強力なウインガーを擁するブライトンが相手なだけに、サイドを簡単に攻略させないことがキーポイントになりそうだ。

 サカへの依存度がやや大きい攻撃陣だが、ここにきてドイツ代表MFカイ・ハフェルツがチームへフィットしてきた。6500万ポンド(約116億円)の高額移籍金でチェルシーから加入した24歳のレフティーは思うような活躍ができずに批判にもさらされてきた。しかし、直近の公式戦6試合で3得点を挙げる活躍で、11月度のクラブ月間MVPに選出された。前線のターゲットマンとしても機能する万能アタッカーにいい形でボールを集めたいところだろう。

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