フットサル日本代表、2大会連続W杯決勝進出のアルゼンチンと1-1で引き分ける

フットサル日本代表はアルゼンチンと1-1でドロー決着【写真:(C) 勝又寛晃】
フットサル日本代表はアルゼンチンと1-1でドロー決着【写真:(C) 勝又寛晃】

FP平田ネトアントニオマサノリが残り1分で同点ゴール

 フットサル日本代表は12月14日、大田区総合体育館でフットサルアルゼンチン代表と国際親善試合を行った。フットサル日本代表が国内で試合を行うのは、昨年9月のブラジル戦以来となっている。

 日本の先発はGKフィウーザ・ファビオ、FP吉川智貴、FP堤優太、FP金澤空、FP清水和也の5人。この日合流したばかりのキャプテンのFPオリヴェイラ・アルトゥールはベンチスタートとなった。

 今回対戦するアルゼンチンは、現在フットサル・ワールドカップ(W杯)で2大会連続決勝に進出している強豪であり、2016年のフットサルW杯では初優勝を飾っているチームでもある。年明け早々には2024年のフットサルW杯の南米予選を控えており、今回はFIFAデイズということもあり、ほぼフルメンバーでの来日となった。

 サッカー日本代表の森保一監督も視察に訪れた一戦で、日本は序盤からボールを保持してアルゼンチンゴールに迫った。しかし、先制したのはアルゼンチン。第1ピリオド4分、CKからゴール前に入ったボールをFPパブロ・タボルダがヘディングで押し込み、アルゼンチンが先制した。

 先に失点を喫した日本だが、その後もボールを保持して数的同数で崩せない時にはGKフィウーザも加えて隙を伺う。第1ピリオド7分には、フィウーザのロングボールを受けた清水が相手エリア内付近で倒されてFKを獲得。アルトゥールがピッチに立ち、ゴールを狙ったが壁に当たった。同13分には吉川から縦パスを受けた清水が反転してシュートを放つが、GKサルミエントに防がれた。

 1点を追う日本は第1ピリオド14分に堤が左サイドから縦に仕掛けてシュートを放つがここもGKサルミエントに阻まれる。第1ピリオドの終盤には、アルゼンチンのセットプレが続く展開となったが、GKフィウーザの好セーブもあり、0-1のままハーフタイムを迎えている。

 第2ピリオドも日本がボールを保持して攻める時間が長くなるが、守備を崩しきれずになかなかシュートを打つことができない。第2ピリオド12分にはFP甲斐稜人が代表デビューを果たす。その直後にはゴール前のルーズボールに反応したFPルーカス・トリポディに決定的なシュートを打たれるが、GKフィウーザが体に当てて止めて2点目を許さなかった。

 残り5分を切ると、日本はGKフィウーザに代えてGK黒本ギレルメをピッチに送り出す。GK黒本を使いながら数的優位をつくって攻める日本は、FP内田隼太がミドルシュートでゴールを狙ったが、なかなか得点を挙げられない。それでも19分、吉川のロングパスを受けたFP平田ネトアントニオマサノリがディフェンダーとGKの間でボールをトラップ。GKを外してシュートを決めて、試合を振り出しに戻した。

 アルゼンチンはすぐにタイムアウトを取るとFPケビン・アリエタをGKにしてパワープレーを開始。なかなかボールを奪えなかった日本だが、最後まで2失点目は許さずに試合は1-1で終了した。日本とアルゼンチンは17日にも北海道に舞台を移し、親善試合の第2戦を行う。

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