「史上最も奇妙なPK献上」 ハイタッチのつもりがハンド…サウジ1部の“軽率”なミスに英注目「正しい判定」
アル・ハズム対アル・ファトフで起きたPK献上シーンが話題
サウジアラビア1部アル・ファトフは現地時間12月7日、サウジ・プロフェッショナルリーグ第16節でアル・ハズムと対戦し0-2の敗戦を喫した。敵地で完敗を喫したなか、悔やまれるPK献上シーンに英メディアが注目している。
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アル・ファトフはこの試合、前半5分にアル・ハズムDFのブルーノ・ヴィアナに先制点を決められ出鼻をくじかれる。さらにその9分後には、MFトゼにPKを決められ2失点目。結局、前半立ち上がりに喫した2ゴールが重くのしかかり、アウェーで力なく敗れた。
そんななか、アル・ファトフにとってこの日の2失点目につながったPK献上シーンに英メディア「スポーツ・バイブル」が注目。「史上最も奇妙なPK献上がサウジ・プロリーグで発生」との見出しで、この出来事を報じた。
PK献上は、一見すると何気ないプレーから生まれた。アル・ハズム側が前線の選手を目がけパスを供給するも長すぎて合わず、アル・ファトフGKのヤコブ・リンネがキャッチ。これに対し、DFファハド・アル・ハルビがハイタッチで堅実なプレーに応えようとするもリンネと呼吸が合わず、出した手はボールに触れてしまった。
すると、すかさずアル・ハズムの選手がハンドをアピール。主審はVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)ルームとPK判定について交信を行った後、ペナルティースポットを指差した。
このプレーに、英紙「ガーディアン」も脚光。スポーツ版公式インスタグラムで該当シーンの動画を公開したところ、コメント欄には「一体なぜこんなことをしようと思ったのか」「正しい判定」「ペナルティーで間違いない」といった反応が寄せられている。
あまりにも軽率な形でPKを与えてしまったファハド・アル・ハルビ。前半立ち上がりの連続失点を回避できていれば違った展開も予想できただけに、悔やんでも悔やみきれないだろう。