日本は「恐ろしく成長している事実は否定できない」 韓国メディアが「ドイツを追い越す可能性」に注目

日本代表は2023年を8連勝で締めくくる好調ぶり【写真:高橋 学】
日本代表は2023年を8連勝で締めくくる好調ぶり【写真:高橋 学】

日本はFIFAランク17位とドイツまで1つに接近

 国際サッカー連盟(FIFA)が11月30日に最新のFIFAランキングを発表し、日本は1つ順位を上げてアジア最高の17位に浮上した。韓国メディアは「日本の上昇気流が半端ない」と取り上げている。

 森保一監督率いる日本代表は、今月行われた2026年北中米共催ワールドカップ(W杯)アジア2次予選でミャンマー、シリアをそれぞれ5-0で下した。6月のエルサルバドル戦(6-0)戦から怒涛の8連勝を飾り、史上最多タイ記録となった。

 9月のFIFAランキングで20位から19位に浮上した日本は、先月に18位へアップ。最新のランキングではさらに1ランク上昇となり、これで3か月連続で順位を上げる形となった。

 韓国のスポーツ・芸能総合サイト「OSEN」は、「『日本の下のドイツ』という見慣れない言葉がすぐ現実になるだろうか」と見出しを打って取り上げている。

「日本サッカーの上昇気流が半端ない。森保一監督率いる日本代表は、11月に行われた北中米W杯アジア2次予選でミャンマーとシリアを5-0で破った。今年6月のエルサルバドル戦で6-0と大勝したのを皮切りに、破竹の8連勝。日本代表史上最長タイの連勝記録だ。そのおかげでFIFAランキングも17位まで上昇し、1998年に韓国が記録した歴代最高順位にも追いついた。これまで弱いチームだけを相手にしてきたわけでもない。今は日本がドイツを追い越す可能性も次第に高まっている」

 16位のドイツは今回順位の変動こそなかったが、ユリアン・ナーゲルスマン監督に交代後も、11月シリーズではトルコ(2-3)、オーストリア(0-2)に2連敗。昨年12月の時点で14位だったが、徐々に順位を落としている。

 記事では、「日本とドイツのポイントの差はわずか11ポイントだ。1620.19ポイントの日本は、1631.22点のドイツを追い上げている。着実に10位圏内を守ってきたドイツとしては想像もできなかったことだ」と、日本とドイツの状況について言及している。

「ドイツは欧州選手権(EURO)2024の開催国であるため、さらに非常事態になっている。いくらFIFAランキングは1つの指標に過ぎないとはいえ、このままでは36年ぶりにホームで開かれるEUROでも屈辱を味わう可能性が高い。逆に、日本の破竹の勢いがどこまで続くかも関心を集めている。日本は2050年のW杯自国開催と優勝を目指し、長期プロジェクトを進めてきた。もちろん、日本のW杯優勝は依然として実現は簡単ではない夢に近い。しかし、日本サッカーがしっかりとした計画を基に、恐ろしく成長しているという事実だけは否定できないようだ」

 FIFAランキング23位とアジア3位の韓国も、日本の勢いを警戒していた。

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