リバプールOBオーウェン、遠藤航の定位置確保の可能性に言及 「手に入れられるポジションだと思う」

相手選手と激しく競り合う遠藤航【写真:Getty Images】
相手選手と激しく競り合う遠藤航【写真:Getty Images】

ELリンツ戦前にリバプールのレジェンドであるオーウェン氏が遠藤に言及

 イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は、現地時間11月30日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第5節LASKリンツ戦(4-0)にアンカーでフル出場し、攻守にわたって好パフォーマンスを披露した。この一戦を前に、元イングランド代表FWマイケル・オーウェン氏は、遠藤にとってアンカーは「手に入れられるポジションだと思う」と見解を述べている。英紙「デイリー・ミラー」が伝えた。

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 今夏にドイツ1部シュツットガルトから移籍金1600万ポンド(約30億円)で加入した遠藤だが、ここまでプレミアリーグでは出番が限られている。

 一方でELでは先発の座を確保しており、ELグループステージ第5節リンツ戦でもアンカーで出場。1-0で迎えた後半15分には、遠藤のインターセプトが起点となり、FWモハメド・サラー、FWルイス・ディアスのパス回しから、最後はFWコーディ・ガクポが押し込み追加点を奪った。後半アディショナルタイムにも、遠藤のパスからDFトレント・アレクサンダー=アーノルドがドリブルで運び、ボールを受けたガクポが再びネットを揺らして、最終的には4-0の圧勝劇となった。

 攻守で存在感を示した遠藤について、リバプールOBである元イングランド代表FWオーウェン氏はリンツ戦前にこのように言及していた。

「遠藤は現時点では少し落胆しているだろう。彼を除けば、リバプールは純粋なセントラルミッドフィールダー(アンカー)はいない。それでも、彼らは(アレクシス・)マック・アリスターをビッグゲームでそのポジションにコンバートさせている。だから、そのポジションを自分のモノにできなかったことに少しがっかりしていると思う」

 ユルゲン・クロップ監督はアンカーにMFマック・アリスターを起用してきたが、オーウェン氏は「夏に失ったファビーニョよりも1ランク下がることになるだろう」と指摘。さらに、遠藤について「それ(アンカー)は手に入れられるポジションだと思う。これまでセンセーショナルなことをしたわけではないが、上手くやってきた。これは特異なポジションであり、多くのことをしなければならない。ボールを快適にコントロールしながら起点となり、危険を察知し、ストライカーへボールを届けなければならない」と見解を述べていた。

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