リバプール遠藤航、レギュラー奪取の“ヒント”を発見? 相性の良さを現地指摘「アーノルドが隣で良くなった」

リバプールでプレーする遠藤航【写真:ロイター】
リバプールでプレーする遠藤航【写真:ロイター】

リバプールはLASKに4-0の快勝 フル出場の遠藤は攻守に活躍

 イングランド1部リバプールは現地時間11月30日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第5節でLASKリンツと対戦し、4-0の快勝を収めた。日本代表MF遠藤航はアンカーでフル出場を果たし、攻守にわたって好パフォーマンスを披露。現地メディアは「中盤でプレーするアーノルドが彼の隣にいると、より良くなったように見えた」と、DFトレント・アレクサンダー=アーノルドとの相性の良さに注目している。

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 プレミアリーグで出番が限られている遠藤だが、ELでは先発の座を確保しており、この日もアンカーに配置された。1-0で迎えた後半15分には、遠藤のインターセプトが起点となり、FWモハメド・サラー、FWルイス・ディアスのパス回しから、最後はFWコーディ・ガクポが押し込み追加点を奪った。後半アディショナルタイムにも、遠藤のパスからDFトレント・アレクサンダー=アーノルドがドリブルで運び、ボールを受けたガクポが再びネットを揺らして、最終的には4-0の圧勝劇となった。

 守備面でクリーンシートに貢献するだけでなく、得点の起点にもなるなど、好パフォーマンスを披露した遠藤に対し、リバプール専門メディア「THIS IS ANFIELD」はLASK戦に出場した選手を10点満点で採点し、8点の高評価を与えている。寸評では、「必要に応じて最終ラインに落ち、3回のインターセプトも成功させた。リバプールのポゼッション率が66%だったことを踏まえると、これが妥当な評価となる。中盤でプレーするアーノルドが彼の隣にいると、より良くなったように見えた」とまとめられている。

 リバプールは昨季終盤から、右サイドバックのアーノルドがポゼッション時にボランチの位置に入り、3-4-3システムへとシフトする“偽SB戦術”を採用している。一方、今季はアンカーのレギュラーに、攻撃的なMFアレクシス・マック・アリスターがコンバートされており、アーノルドとマック・アリスターのボランチとなった際は、守備面の弱点を突かれる局面も少なくない。その状況下で遠藤は、アーノルドの能力を最大限に引き出すヒントを提供することができたのかもしれない。

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