J2千葉は“挑戦者” 鈴木大輔&指揮官がJ1昇格プレーオフに懸ける思い「非常にわくわく」「少なからず高ぶりはある」

会見に出席した千葉の小林慶行監督(左)と鈴木大輔【写真:FOOTBALL ZONE】
会見に出席した千葉の小林慶行監督(左)と鈴木大輔【写真:FOOTBALL ZONE】

26日にヴェルディとJ1昇格を懸けた一戦

 来季のJ1への昇格をかけ、J2リーグの3位から6位の4クラブが最後の1枠を争うJ1昇格プレーオフの準決勝が11月25日と26日に開催される。ジェフユナイテッド千葉の小林慶行監督とDF鈴木大輔が24日のオンライン会見に出席し、両者とも「挑戦者」という言葉を話した。

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 千葉は1993年のJリーグ創設時に「オリジナル10」として名を連ねたが2009年のJ2降格から復帰できていない。そのなかで今季はリーグ6位でプレーオフ進出を勝ち取った。今季に向けコーチから昇格した小林監督は「シーズン当初からクラブのリーグでの立ち位置を確認し、自分たちは挑戦者だということ。それをピッチ内でもピッチ外でも共有してきた。それが自分たちらしさ。このゲームも6位からなので明確な挑戦者。クラブ一丸になりたいということを含め、現場だけでなくフロント、サポーター、その心強いパワーを背中に受け、クラブの力をぶつけていきたい。そういうマインドでいる」と話す。

 対戦相手は3位の東京ヴェルディで、奇しくもリーグの初代王者とオリジナル10同士の対戦になる。直近の対戦は10月22日のアウェーゲームだったが、2-0とリードしたところから残り約10分での3ゴールで逆転負けを喫した。今回もアウェーゲームであり、また大会レギュレーションから同点で90分が終わればリーグ上位の東京Vが勝ち抜けになる。

 スペインでのプレーやJ1、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)でのプレー経験も豊富な鈴木は、「非常にわくわくしている。こういう大舞台は緊張感も含めて味わえるものではない。そこで戦えることに幸せを感じている」として、「(東京Vに)力があるのは分かっている。やってきたことをどれだけ出せるかがまず大切。順位的にも勝つしかない。試合のなかでの駆け引きはレギュレーションが違うところであるとは思うけれども、そこはとらわれず、リーグ戦でも1試合1試合を決勝戦と思ってやってきた。力を出すところと、ルールが違うところでの駆け引きはバランスを取っていきたい」と話した。

 両者ともゲームの入りをポイントに挙げるなか、小林監督は「少なからず高ぶりはある。持っている力以上はなかなか出せるものじゃない。まずは100%を出せるように。プレーオフだからではなく、やってきたものを出せるように平常心を意識している。ゲームの入りはすごく重要。なかなかいつもと違う雰囲気はあるけど、アップから慣れること。笛が鳴ったところからいつもの自分たちを表現できるか」と、試合前のウォーミングアップから勝負は始まっているという考えも示した。

 15年ぶりのJ1の舞台へ6位からの逆転を狙う千葉は、前身の古河電工時代から見れば日本サッカー屈指の名門。挑戦者としての思い切った戦いが期待される。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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