右膝の大怪我を負ったガビがクラブに帰還

　スペイン1部FCバルセロナ所属のスペイン代表ＭＦガビは現地時間11月19日、ホームで開催された欧州選手権（EURO）予選のジョージア代表戦に出場するも、前半20分過ぎに負傷交代を余儀なくされた。その後、クラブは右膝の重傷が判明したと発表。スペインサッカー界全体にも激震が走ったなか、バルセロナに帰還したガビの姿が話題を呼んでいる。

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　バルセロナと代表で将来を嘱望される19歳を悲劇が襲った。ガビはジョージア戦の前半22分、右サイドで浮き球をコントロールしようとするも着地の際に右膝を捻る形となり苦悶の表情。そのままピッチサイドに倒れ込み、MFオイアン・サンセトと交代した。

　その後の検査で、ガビの怪我は右膝前十字靭帯断裂と外側半月板の損傷と診断された。現地報道によると復帰までには最低8か月がかかるとされており、来年のEURO本大会だけでなくパリ五輪の出場も極めて厳しい状況となっている。

　そんななか、バルセロナの公式X（旧ツイッター）は「ガビと常に」とメッセージを添えて1本の動画を投稿。松葉杖で歩くガビがクラブのトレーニング施設を訪れた際の様子を公開した。ガビが施設に足を踏み入れると、シャビ監督をはじめチームメイト1人1人が優しく包み込むようにガビをハグ。最後はその場にいた全員から温かな拍手が。選手生命を脅かす大怪我からの復活を目指すガビにとって、これ以上にない激励となったことだろう。

　動画が公開されると、瞬く間に話題に。コメント欄には「私たちも君を愛している」「泣ける」「君は1人じゃない」「本当に感動的」などの反応に加え、「早く良くなって」「強くなって戻って来るんだ」といった早期復帰を願う声が続々と寄せられている。

　今後は復帰に向けた長い道のりを歩むガビ。1日も早くピッチに戻ってくる姿をクラブとファンが待ち望んでいる。