南葛SCの元日本代表MF今野泰幸が風間氏の監督就任に言及

　関東1部リーグの南葛SCに所属する元日本代表MF今野泰幸が、元日本代表DF内田篤人氏がホストを務めるスポーツチャンネル「DAZN」の番組「Atsuto Uchida’s FOOTBALL TIME」に出演した。そのなかで来シーズンから南葛SCの指揮を執ることになった風間八宏氏の指導に対する期待と不安を語っている。

　南葛SCは11月7日に風間氏が来季よりトップチームの監督とテクニカルダイレクターを兼務することを発表した。風間監督といえば、これまでも指導者として川崎フロンターレや名古屋グランパスで指揮を執り、チームの強化はもちろん、所属する選手たちのレベルアップに大きく寄与してきた。

　風間氏が関東1部クラブの監督に就任することは、サッカー業界のなかで大きな話題となったが、南葛SCに所属する今野も「衝撃ですよ。名監督がまさか関東1部のクラブに」と驚いたことを明かした。そして先日、今野は川崎OBの元日本代表MF中村憲剛氏と会った際に、風間監督の指導について聞いたところ「ちゃんとやれば、うまくなるよ」と言われたという。

　40歳となった今も、上手くなれると感じているという今野だが、ちょっとした不安もあるという。「一番真面目にやるけれど、風間さんって指導法が独特だと思うんです。俺は考えすぎちゃうから。真面目だから。それでできなかったことで『はぁー』ってなって、どんどん落ち込むかもしれない。それはちょっとイヤだなと思っている」と、率直な思いを打ち明けた。

　これを聞いた内田氏は笑いながら「何年目よ。いまだにそんな？」と、2001年からプロとしてプレーしている今野に突っ込んだが、今野は「いまだによ。ミスしたらへこむし、監督に怒られたらへこむし」と、年齢を重ねても変わっていないことを明かした。内田氏は「すごいね、今ちゃんって。だからそれだけ長くできているし、上り詰めたんだろうね」というと、今野は「サッカーが好きだし、まだまだ上手くなれるっていう気持ちがあるからね」と答えた。

　南葛SCには今野以外にもMF関口訓充、MF稲本潤一、FW大前元紀といった日本代表経験者や元Jリーガーが多数在籍している。来シーズン以降、契約を更新しない選手も出てくるかもしれないが、風間監督の指導を受けてチームがどのように変化していくのかも注目だ。