レアル栄光の10番を背負った“問題児”ハメス 首脳陣を激怒させた「6つの失言」とは

反乱分子を1月に放出するのか

 そして6つ目の発言は、鹿島アントラーズとレアルのFIFAクラブワールドカップ決勝の勝利後に飛び出した。

「すべてを検討しなければいけない。選択肢を熟考しなければいけない。オファーがいろいろと来ているので、7日間のうちに熟考する」

 クラブ世界一の歓喜を分かち合うチームで、昨季のUEFAチャンピオンズリーグ決勝アトレチコ・マドリード戦に続き、ビッグマッチでベンチを温め続けたハメスは再び移籍発言に出た。主将のDFセルヒオ・ラモスが「今日は個人的な状況を話す日ではない」と語るなど、“ハメス発言”はクラブ首脳のみならず、同僚からも眉をひそめられている。

 1月にはパトカーと時速200キロでカーチェイスを繰り広げて練習場に逃げ込むなど、トラブルを起こすハメスは“白い巨人”の鼻つまみ者と化している。来年1月の移籍市場でFIFAから補強禁止処分を受けているレアルは、問題児の放出をブロックしたとも報じられているが、ジダン監督とハメスを愛していると言うフロレンティーノ・ペレス会長は、失言連発の反乱分子の処遇をどのように考えているのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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