遠藤航の感じたリバプールでの“使命感” プレミア挑戦で感じた違い、中盤同僚に言及「多くのことを学んでいる」
ブレントフォード戦の先発起用も期待される
イングランド1部リバプールに所属する日本代表MF遠藤航は、UEFAヨーロッパリーグ(EL)のフランス1部トゥールーズ戦(1-2)に先発出場したものの、イエローカードを受けたこともあり、前半だけでベンチへ退いた。中盤で存在感を示すことが期待されていたなかで低調なパフォーマンスに終わったこともあり、現地で厳しい評価が与えられた。
週末に行われるプレミアリーグのブレントフォード戦は、これまで守備的MFを務めてきたアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターが出場停止になり、遠藤にはトゥールーズ戦に続いて先発する可能性もある。そうしたなかで、リバプール専門メディア「Davevockop」は、遠藤がプレミアリーグに感じているインテンシティーの強さを語っている。
2020-21シーズン、2021-22シーズンと2シーズン連続でブンデスリーガの最多デュエル勝利数を誇る遠藤だが、今夏の移籍市場で加入したリバプールでは、ここまでリーグ戦6試合に出場し、先発はニューカッスル戦(1-2)の1試合のみとなっている。そんな遠藤はブレントフォード戦を前にブンデスリーガとプレミアリーガについて感じている違いを口にしている。
「フィジカル面でも、テクニック面でも、スピードの面でも、すべてがヨーロッパとプレミアリーグでは違っています。ブンデスリーガは、ほとんどのチームが(低い位置に)ブロックを作ってサッカーをしようとしている感じでした。でも、プレミアリーグでは常に前に、ゴールに向かっている。それが主の狙いとなっています。フィジカル的にも、すべてのクラブが素晴らしい選手たちを抱えています」
また、現在のリバプールの中盤については「とてもいいMFがそろっていると思います。新しい4選手だけではなく、うちにはカーティス(・ジョーンズ)、ハーベイ(・エリオット)のように、多くの8番の選手がいます。6番にもマッカ(マック・アリスター)と僕がいます。チアゴ(・アルカンタラ)も負傷しているが戻ってくるでしょうし、ステファン(・バイチェティッチ)も6番の選手です。とてもいい選手たち、MFたちがいるし、全員が一緒にプレーするチームメイトです。彼らからとても多くのことを学んでいるし、もっと成長できると感じています。それが僕のやらないといけない、最も重要なことです」と、さらなる成長を誓っている。
トゥールーズ戦のパフォーマンスで批判を浴びている遠藤について、ユルゲン・クロップ監督は評価していることを強調したうえで、「プレミアリーグでも、何試合も先発することになる。100%だ」と将来的にフィットする見通しを語った。遠藤がもう1人の6番に挙げたマック・アリスターが出場停止となるブレントフォード戦で、今季2度目のリーグ戦先発の機会が与えられるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)