クラブW杯でレアル不在の間に猛追

　ゴールこそ1点にとどまったものの、この日もメッシは圧倒的な存在感を放ち続けた。同紙の採点も10点満点中10点の大絶賛でナンバー10を称えた。

「バルサの攻撃の多くを“オーケストラのように”操り、たびたび斜めのパスを狙った。2点目と3点目のゴールを導いたプレーについては、言葉にできないほどだった。最終的にはスアレスとのプレーで、彼自身もゴールを決めた」

　現在2位のバルサは、試合前に首位レアルを勝ち点差6で追う状況だった。FIFAクラブワールドカップ出場のため今節試合がない宿敵レアルにプレッシャーをかけるためにも必勝を問われた一戦だったが、そのプレッシャーを微塵も感じさせないプレーぶりで猛追している。

　2016年のバロンドールこそFWクリスティアーノ・ロナウドに譲ったが、メッシも世界最強プレーヤーであることを改めて印象付けた。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images