中国代表GKの比較勃発? 「凡ミス→失点vs華麗足技でプレス翻弄」に母国注目「位置を広げようとする勇気もない」

中国代表GKリュウ・ディエンツォは華麗な足技を披露【写真:Getty Images】
中国代表GKリュウ・ディエンツォは華麗な足技を披露【写真:Getty Images】

話題を呼んだイェン・ジュンリンのプレーがライバルGKのプレーとの比較まで発展

 中国1部の上海海港に所属する中国代表GK顔駿凌(イェン・ジュンリン)は、10月20日に行われたホームでのリーグ第28節・北京国安戦(1-2)で先制点を献上するミスを犯してしまった。同じ中国代表である武漢三鎮GK劉殿座(リュウ・ディエンツォ)が、24日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で華麗な足技を披露したことで、中国メディアは対比を行っている。

 イェン・ジュンリンは北京国安戦の前半25分、北京国安の中国代表MF王剛(ワン・ガン)からプレッシャーを受け、ボールコントロールでもたついたところをそのまま蹴り込まれ、衝撃的な形で先制点を与えてしまった。この凡ミスにより、ファンやメディアから厳しい声が相次いだ。

 そのなかで、中国大手メディア「SOHU」は「イェン・ジュンリンの顔を平手打ち? リュウ・ディエンツォが敢えてのフェイクムーブで相手を翻弄」と見出しを打ち、武漢三鎮の33歳GKリュウ・ディエンツォがACLグループステージ第3節ハノイFC(ベトナム/2-1)戦で見せた足技に着目。イェン・ジュンリンとの比較をしている。

「(ハノイ戦の)後半、リュウ・ディエンツォはDFからのリターンパスを受けようとコーナーフラッグ付近を走っていた。ボールを受けてゴール方向に向かおうとした瞬間、相手FWの1人がボールを奪おうとプレッシャーをかけにきたことにふと気づいた。リュウ・ディエンツォはフェイントを入れ、相手をかわして楽々とチームメイトへパスを通した。

 敢えてペナルティーエリア内で“火遊び”をして相手を翻弄する。まず、リュウ・ディエンツォの適応力が非常に高いことが分かる。もしイェン・ジュンリンがこの状況に直面したら、すぐさまボールを蹴り出すか、相手にボールを奪われることが予想される。次に、キックに自信があるということだ。そして、イェン・ジュンリンに最も欠けているのは自信であり、味方のリターンパスを受けるためにコーナーフラッグ付近まで動くリスクを冒すことはおろか、ポジションを敢えて広げようとする勇気もない」

 イェン・ジュンリンは所属クラブだけでなく、中国代表でも守護神を務めているだけに、中国国内では議論が続きそうだ。

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