「クボが火を吹き続ける」 久保建英、チュニジア粉砕の活躍にスペイン称賛「ライン間で魅せたアシストと魔術」

日本代表の久保建英【写真:徳原隆元】
日本代表の久保建英【写真:徳原隆元】

日本はチュニジアに2-0で勝利 久保は全2ゴールに絡む活躍

 日本代表は10月17日、国際親善試合でチュニジアと対戦し、2-0で勝利を収めた。MF久保建英はトップ下で先発し、全2ゴールに絡むパフォーマンスで白星に貢献。スペインメディアは「クボが火を吹き続ける。日本戦の82分間、ライン間で魅せたアシストと魔術」と見出しを打ち、「日本で質の高いサッカーと自尊心をさらに向上させた」と惜しみない称賛を送っている。

 カナダ戦(4-1)で出番のなかった久保は、ソシエダで主戦場とする右サイドではなく、トップ下で先発出場。前半12分に獲得したフリーキックで壁の下を通すシュートを狙ってスタジアムを沸かすと、0-0で迎えた同43分、久保が敵陣で相手DFのチャージを受けながらもボールを運び、MF旗手玲央へと渡す。旗手のパスは相手に当たって軌道が変わるも、結果的にFW古橋亨梧への絶妙なパスとなり、相手GKとの1対1を冷静に決めて先制点を奪った。

 後半からは左サイドにポジションを取ることが多くなった久保は後半24分、ドルブルで縦へと突破してからグラウンダーのクロスを供給すると、フリーで走り込んだMF伊東純也がダイレクトでゴール右に叩き込み、追加点をお膳立てした。試合は2-0で終了し、同37分までプレーした久保は全ゴールに絡むパフォーマンスを披露した。

 この活躍を受け、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は「クボが火を吹き続ける。日本戦の82分間、ライン間で魅せたアシストと魔術」と見出しを打ち、「タケ・クボが自信の波に乗り続けている。ソシエダに復帰する4日前に、日本で質の高いサッカーと自尊心をさらに向上させた」と称賛の言葉を送っている。ラ・リーガで9月の月間最優秀選手を受賞している久保が、代表でも見せたハイパフォーマンスに、スペインメディアも熱視線を送っていた。

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