森保監督、長距離移動&過酷日程の選手に言及「地球8周分の移動を…」 久保は「正直きつい」と発言

森保一監督が久保建英に言及【写真:徳原隆元】
森保一監督が久保建英に言及【写真:徳原隆元】

欧州でプレーする選手はコンディション調整にも苦しむ

 森保一監督率いる日本代表は10月12日、デンカビッグスワンスタジアムで行われる13日のカナダ代表戦に向けて公式会見を行った。森保監督は、MF久保建英が前日11日の取材対応で連戦と移動によるコンディション調整が「きつい」と発言したことに対して「代表として日本のために覚悟を持って戦っているかというところを理解して選手たちの頑張りを見てもらえたら」と願った。また、適正ポジションについても言及した。

 久保はスペインでレアル・ソシエダの中心として活躍。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)も含めて過酷な日程をこなしているなかで、コンディション調整は「正直きつい」と本音を発言。体調は厳しいなかでも日本代表として日の丸を背負い、勝利を目指している。森保監督は「日本で戦う時は海外組の選手、長距離移動、時差があるなか、気候が違うなか、過酷な条件ででも日本のために、日本代表の一員として戦う覚悟を持って毎回招集に応じてくれている」と選手を気遣った。

「ある選手はロシア・ワールドカップ(W杯)が終わってカタールW杯まで地球8周分の移動をしたという話もあった。過酷な条件のなか、代表として日本のために覚悟を持って戦っている。選手たちがどれだけの覚悟、志を持って戦っているかというところを理解して選手たちの頑張りを見てもらえたら」

 また、森保監督は久保の適正ポジションについても言及。「一番生きるところは4-3-3の右ウイングだと思っている」とし、「チームとしては4-2-3-1で可変して活動しているというところで、右サイドだけでなくトップ下も彼が生きるところだと思っている。インサイドハーフというところでも彼のプレーの良さは十分発揮できると思っている」と、久保は攻撃の中心としてさまざまなポジションでプレーすることを望んだ。

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