浦和ルーキーに急遽出番の可能性も 監督&同僚が太鼓判を押す19歳とは?「ボランチならマシーンのように…」

ルヴァン杯決勝へ期待が寄せられる浦和のルーキーとは?【写真:Getty Images】
ルヴァン杯決勝へ期待が寄せられる浦和のルーキーとは?【写真:Getty Images】

早川の怪我により、第2戦での起用が浮上するルーキーのMF堀内

 J1浦和レッズは10月11日のルヴァンカップ(杯)準決勝第1戦で横浜F・マリノスに0-1で敗れた。この試合で17歳MF早川隼平が負傷したことで、15日の第2戦での起用が浮上するルーキーのMF堀内陽太についてDFアレクサンダー・ショルツは「かなり期待している。全く問題ない」と太鼓判を押した。

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 浦和と横浜FMはJ1リーグの2位と3位で、ともにAFCチャンピオンズリーグ(ACL)にも出場。この大会を含め3つのタイトルを同時並行で争う過密日程のなかで迎えた。両者が好戦的な姿勢を見せる立ち上がりとなった前半15分、浦和はコーナーキックの競り合いで大会レギュレーションである「年末時点で21歳以下の日本人選手を1人以上スタメンに含めなければならない」という条件を満たす早川が負傷し、メディカルスタッフから「×」のマーク。MF関根貴大との交代を余儀なくされた。

 また、試合終了間際には主将のDF酒井宏樹がこの試合2枚目のイエローカードを提示され退場処分に。そのため、中3日で15日に行われる第2戦は出場停止になる。これらの状況から、4月5日のルヴァン杯グループステージ川崎フロンターレ戦の後半41分からの出場でプロデビューしたものの、その後は出場なく試合登録人数が23人と多いACL以外でベンチ入りしていない堀内の起用が浮上した。シーズン中に19歳の誕生日を迎えた堀内は今季、浦和ユースからトップ昇格している。

 ボランチを主戦場とするが、サイドバックでトレーニングをする機会もある堀内についてマチェイ・スコルジャ監督は「まずは早川隼平の状態を見極めたい。もし早川がプレーできなければ、(堀内)陽太がプレーすることになりますが問題はないでしょう。彼は多くのポジションでプレーできるので、そのうちの1つで起用を考えたいと思います」とコメントしている。

 最終ラインの中心的な存在であるショルツは堀内について、「かなり期待している。全く問題ない」と力強くコメント。「彼は18歳(実際には19歳)にしては非常にオープンなマインドの持ち主だし、大原(浦和の練習場)で常に良いパフォーマンスを見せている。どちらでも問題ない。ボランチなら彼はマシーンのようにプレスをかけていく。サイドバックならよりコントロールされた感じになりますが」と、自分の前か横のポジションで堀内がプレーした場合について話した。

 MF小泉佳穂も堀内について「陽太は普段練習からいいプレーしていて、選手みんなそれを分かっている。陽太自身が力を出せたら全然問題なくできるだろうなと思う」と話している。まずは今大会でのスタメン出場が続いた早川の状況を見極めることにはなるが、酒井の出場停止とDF大畑歩夢がU-22日本代表に招集されて不足するサイドバックで堀内が出場する可能性がかなり現実的なものになりそうだ。

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