日韓エース、代表での扱いに生じた違い 三笘が10月の代表不参加…韓国は母国FWの懸念点指摘「ソンは負傷中だがローテーションなし」

ブライトンでプレーする三笘薫とトッテナムのソン・フンミン【写真:ロイター】
ブライトンでプレーする三笘薫とトッテナムのソン・フンミン【写真:ロイター】

三笘は体調を優先に10月の代表活動には不参加

 今月行われる国際親善試合(カナダ戦/10月13日、チュニジア戦/17日)に向けて日本代表メンバー入りしていたMF三笘薫(ブライトン)は、10月9日時点で体調不良を理由に不参加が決定した。この一報に、同じアジアの韓国メディアが自国のエースFWに抱える問題点を指摘しつつ反応している。

 日本サッカー協会(JFA)から発表された10月の国際親善試合の招集メンバーに加わっていた三笘。直近の10月8日に行われたプレミアリーグ第8節・リバプール戦(2-2)でフル出場していたが、今回は体調を優先に代表活動には参加しないことが決まった。替わりにMF奥抜侃志(FCニュルンベルク/ドイツ2部)が追加招集されている。

 韓国紙「スポーツ朝鮮」は「日本は三笘が体調不良で10月の試合リストからメンバー変更。ソン・フンミンは負傷中だがローテーションなし」と、自国のエースFWソン・フンミンとの状況の違いを比較し報じた。

 同紙は「10月のAマッチを前に、日韓の相反するエースマネジメントに注目」と、記事を展開。日本はエースとされる三笘のコンディションを優先した一方、母国の「エース管理が良くない」と、ソン・フンミンが所属するトッテナムで鼠径部を痛めながらプレーしていることを知っていたにも関わらず10月のメンバーリストに名を連ねたことに疑問を呈している。

 記事では「日本代表のエースとは重みが違うことは認める。ソン・フンミンは自国のキャプテンであり、A代表の主砲である。ソン・フンミン抜きのオフェンスに重みがないのは当然だ」とソン・フンミンの重要性を主張しつつも「しかし、彼は負傷している。ソン・フンミンの怪我が悪化しないか、所属チームの監督は足踏みをしている。クリンスマン監督に連絡を取り、ソン・フンミンのケアを求めたほどだ」と不安を述べた。

 また韓国のスポーツ・芸能専門サイト「スターニュース」でも三笘の代表戦不参加について触れている。「華麗なドリブルで相手の守備を破り、足がかなり速いので相手の守備を崩すことができるクラックタイプのウイングである。瞬発力を生かしたドリブルが得意で、相手ディフェンスから最も止められにくい選手である」と三笘の才能を絶賛しつつ、「コンディション不良のため、日本は三笘に休養を与えた。2列目にはいい選手が多いからできることだ」と、日本の同列ポジションの選手層の厚さについても報じていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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